キヤノン、「EOS 7D」の残像対策ファームウェアを公開


EOS 7D

 キヤノンは5日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」で発生していた残像現象の対策ファームウェアを公開した。バージョン番号は1.1.0。Webサイトからダウンロードできる。

 残像現象は、EOS 7Dで連写した撮影シーンによっては1コマ前の画像の一部が次のコマの画像に重なって写り込む現象。ファームウェアを適用することで本現象を修正できる。同社が10月27日に、対策ファームウェアを11月上旬に公開すると予告していた。

 キヤノンによると適正露出の画像ではほとんど残像はわからないが、画像のレベル補正などレタッチ処理で強調した場合に残像が目立ちやすくなるという。

 EOS 7Dは、APS-Cサイズ相当の有効1,800万画素CMOSセンサーを搭載するデジタル一眼レフカメラ。発売は10月2日。実勢価格はボディのみが19万円前後。


(本誌:武石修)

2009/11/5 12:15