キヤノン、「EOS-1D Mark IV」用のワイヤレストランスミッター


WFT-E2 II B

 キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」に対応したワイヤレストランスミッター「WFT-E2 II B」を12月下旬に発売する。価格は10万円。

 EOS-1D Mark IVに接続することで、撮影画像を無線LANおよび有線LAN経由で送信できるオプション。WFT-E2など従来機種との主な相違点は、IEEE802.11aへの対応と、Bluetooth対応機器への接続が可能になった点。他機器との電波干渉が少なく、安定した通信速度を確保できるという。

 接続モードはインフラストラクチャーモードとアドホックモードを選択可能。無線LANの簡易設定規格「Wi-Fi Protected Setup」にも対応する。最長通信距離は約150m。

 通信モードはFTP、PTP、HTTP。サーバーへのアップロードに加え、PCやPDAを使ったカメラのリモート操作も可能。Webブラウザー経由で、シャッターレリーズ、ライブビュー撮影、露出設定、露出補正、記録画質、ホワイトバランス、測光モードなどの設定を行なえるほか、画像の閲覧や取り込みにも対応する。

 さらに、EOS-1D Mark IVのシャッターレリーズを10台までワイヤレスで連動できる「カメラ連動機能」も装備。連動撮影の互換性を持たせることにより、「WFT-E2 II B」、「WFT-E4 II B」、「WFT-E5B」のいずれかを装着した複数のカメラを混在させての連動撮影も可能となっている。

 また、従来機種と同様にUSB端子を装備。外付けHDDなどへの撮影画像の保存や、GPS機器との接続に対応する。

 転送可能コマ数は、無線LANで約1,100コマ、有線LANで約1,200コマ。電源はEOS-1D Mark IV本体から供給する。

 本体サイズは26×31.8×97.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約85g。



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2009/10/20 19:37