シグマ、手ブレ補正付きの「70-300mm F4-5.6 DG OS」


 シグマは、手ブレ補正機構を内蔵した望遠ズームレンズ「70-300mm F4-5.6 DG OS」を発売する。9月18日にキヤノン用を発売。シグマ用、ソニー用、ニコン用、ペンタックス用は未定となっている。価格は6万1,950円。

70-300mm F4-5.6 DG OS

 35mm判のイメージサークルに対応した望遠ズームレンズ。現行の「APO 70-300mm F4-5.6 DG Macro」や「70-300mm F4-5.6 DG Macro」と異なり、手ブレ補正機構「OS」(Optical Stabilizer)を搭載した。4段分の補正効果があるという。

 発売済みのAPS-C用50-200mm F4-5.6 DC OS HSMと同様、ソニー用とペンタックス用でもOS機構が動作する。ファインダー像が補正されるので、フレーミングやピント合わせが素早く行なえるとしている。ただしボディ内補正との併用は不可。

 レンズ構成は11群16枚。SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス1枚を含む。

 9枚羽根の円形絞りを採用。最短撮影距離はズーム全域で150cm。最大撮影倍率は1:3.9。従来の両70-300mm F4-5.6が備えていたマクロ機構は備えていない。

 フィルター径は62mm。従来の70-300mmはともに58mm径だった。本体サイズは76.5×126.5mm(最大径×全長)。重量は610g。専用設計のレンズフードが付属する。

(本誌:折本幸治)

2009/9/4 16:40