ニコン、「ViewNX」と「Nikon Transfer」をアップデート

〜発売前のD300SとD3000に対応

 ニコンは4日、画像閲覧・管理ソフト「ViewNX」と、転送ソフト「Nikon Transfer」の最新版を更新した。バージョン番号は「ViewNX」が1.4.0、「Nikon Transfer」が1.5.0。対応OSはどちらもWindows XP/Vista、Mac OS X 10.3.9以降。ニコンのWebサイトからダウンロードできる。

 更新内容は、Windows版・Mac版ともに共通。

ViewNX

  • 対応機種にD300S、D3000、COOLPIX S1000pj、COOLPIX S640、COOLPIX S570、COOLPIX S70を追加。
  • my Picturetownアップロード機能にて、「共有の設定」ダイアログに「通知メールを自分のメールアドレス (Email ID) に送信する」チェックボックスの追加。
  • my Picturetownアップロード機能にて、「共有の設定」ダイアログの「件名」テキストボックスに「新規アルバム」を表示。
  • A2サイズ以上の印刷ができない現象の修正。
  • ファイルメニューの「ページ設定」ダイアログを開き、その後印刷を行なうと、エラーダイアログとともにViewNXが強制終了する現象の修正。
  • ヘルプにおいて、軸上色収差補正の説明の誤りの修正。
  • 「印刷」ダイアログにおいて「インデックスプリント」 を選んで印刷プレビューのページ操作を行なうと、画像の一部が空白として表示・印刷されてしまう現象の修正。
  • 「ファイル変換」ダイアログにてRAW画像(NEF、NRW)をJPEG形式に変換する際、まれにサムネイル画像に色付きが発生する現象の修正。
  • GPS機能において、南半球と西経の撮影画像についてWikipediaのキーワードが正しく取得できない現象の修正。(Windows版のみ)

Nikon Transfer

  • 対応機種にD300S、D3000、COOLPIX S1000pj、COOLPIX S640、COOLPIX S570、COOLPIX S70を追加。
  • 「オプション」の「転送先」パネルで「転送のたびに転送先フォルダに新規サブフォルダを作成する」を選んだ場合、編集ボタンを押して表示される「フォルダ名の作成ルール」に「撮影日」を追加。
  • 「オプション」の「転送先」および「バックアップの保存先」パネルにて、「転送のたびに転送先フォルダに新規サブフォルダを作成する」を選んだ場合、「同じ名前のサブフォルダがすでにあれば使用する」のチェックボックスを追加。

 ViewNXは、ニコン製デジタルカメラに付属する画像閲覧ソフト。ラベル、レーティング、キーワード、ジオタグなどでの画像管理に対応する。撮影したRAWへピクチャースタイルを適用するなどの簡易RAW現像機能も備える。

 Nikon Transferは、ニコンのデジタルカメラで撮影した画像、もしくはメモリーカードなどに記録されている画像をPCに転送するためのソフト。転送時のファイルのリネーム、XMP/IPTCタグの埋め込みなどが行なえる。



(本誌:鈴木誠)

2009/8/4 19:21