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ソニー、「α7S II」がISS船外で4K記録した映像を公開

"民生用カメラで世界初" 「きぼう」日本実験棟に設置

α7S II+FE PZ 28-135mm F4 G OSS

ソニーは7月27日、同社ミラーレスカメラ「α7S II」が国際宇宙ステーション(ISS)の船外で撮影した4K映像を公開した。使用レンズは電動ズーム対応の「FE PZ 28-135mm F4 G OSS」。

民生用カメラとして初めて、ISS船外で4K(QFHD、3,840×2,160×ピクセル)映像の記録に成功したという。カメラは「きぼう」日本実験棟に設置され、新たな船外プラットフォーム用カメラシステムの内蔵カメラとして使われている。

α7S II

JAXAによる検証において、高真空、宇宙放射線、急激な温度変化などの耐久性・信頼性があると確認され、α7S IIの採用が決まった。同社Webサイトの詳細記事では、当初は「α7S」を搭載予定で開発を進めていたところ、4K内部記録が可能なα7S IIに置き換えるという決定が直前で行われたなど、JAXA担当者が詳しく振り返っている。

2月に行われた「CP+2017」ソニーブースの関連展示(編集部撮影)

本誌:鈴木誠