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落雷や風船割りを撮影できる高速トリガー「MIOPS」

Bluetooth遠隔操作に対応するモデルも

株式会社ノビテックは、デジタル一眼レフカメラ用レリーズ装置「Miops(マイオップス)」を発売した。本体およびスマートフォン(iOS/Android)を利用して操作できる「Miops smart」と本体のみの操作に対応する「Miops NT」の2モデルをラインナップする。

Miopsは人間の反応速度では捉えきれない瞬間を撮影可能にするデジタル一眼レフカメラ用レリーズ装置。光や音、レーザー(受光部へのレーザー照射の遮断)などをトリガーに、自動でシャッターを切ることができるようになる。

製品ページでは、動作モードおよび対応被写体としてライトニング(落雷)、サウンド(ガラス割れ、風船割り)、レーザー(水滴、アイテムを破裂)、タイムラプス(低速度撮影動画、長時間露光)、HDR(ハイダイナミックレンジ写真)、シナリオ(複数センサーの組み合わせ可能)と紹介。閾値や感度などの細かな設定にも対応している。

また、250機種以上のデジタル一眼レフカメラのリモート操作端子に対応したケーブルを付属。対応するのは、キヤノン、ニコン、ソニー、パナソニック、オリンパス、富士フイルム、ペンタックス、ミノルタ、ハッセルブラッドのデジタルカメラとしている。なお、同社のPhantomなど、BNCコネクタでトリガー入力可能なハイスピードカメラも対応する。

Miops smart

バッテリーを搭載し、Bluetoothを利用したスマートフォンによる遠隔操作に対応したモデル。価格は税込3万6,504円。

底部にアクセサリーシューマウントを備えており、カメラに直接装着することも可能。また、1/4-20UNCネジ穴もあるので、三脚などに固定できる。

外形寸法は62×100×20mm。重量は80g。

Miops NT

Miops smartから、Bluetooth機能を排した簡易モデル。価格は税込3万24円。

底部には、カメラのアクセサリーシューに装着するためのマウントを装備。電源もバッテリーから単4形電池(2本)へと変更になっている。

外形寸法は62×94×22mm。重量は100g。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。