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キヤノン、2017年第1四半期はレンズ交換式カメラが前年同期を上回る
EOS 5D Mark IVが好調も、年間ではデジタルカメラ合計9%減の見通し
2017年4月27日 15:49
キヤノン株式会社は4月26日、2017年12月期第1四半期の業績を発表した。売上高は前年同期比22%増の9,727億6,100万円(以下同)、営業利益は同88.8%増の756億6,500万円。純利益は同70.5%増の780億1,000万円。
イメージングシステムビジネスユニットの売上高は同3.1%増の2,420億5,900万円で、売上高に占める構成比は24.9%。営業利益は同49%増の292億3,600万円。デジタルカメラの台数伸び率に変化はないが、構成比としてレンズ交換式デジタルカメラが同6%増の108万台、コンパクトデジタルカメラが同6%減の100万台となっている。
レンズ交換式デジタルカメラはハイアマチュア向けのEOS 5D Mark IVが販売を伸ばしたほか、ミラーレス比率の高いアジア圏においてカメラ専門店以外に販路を拡大することで台数・シェアともに前年を上回り、デジタルカメラ全体に占める構成比は金額ベースで83%(交換レンズ含む)、台数ベースで過半数の52%を占める。コンパクトデジタルカメラ市場では、2016年熊本地震による供給不足からの反動需要で、減少幅は1桁台にとどまったとの表現。インクジェットプリンターは同1%減。
年間ではレンズ交換式カメラ市場が前年比4%減の1,100万台、キヤノンの販売台数が同7%減の530万台、コンパクトカメラ市場が同13%減の1,300万台、キヤノンの販売台数が350万台、デジタルカメラ合計で同9%減となる見通し。このうちレンズ交換式デジタルカメラの構成比は金額ベースで86%、台数ベースで60%。インクジェットプリンターは前年並みの販売台数を維持しつつ、台数シェアの拡大を目指す。