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タムロン、APS-Cセンサー用超広角ズーム「10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD」
駆動用に新モーターを採用 簡易防滴機構も
2017年2月7日 09:35
株式会社タムロンは、デジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ相当)専用の超広角ズームレンズ「10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD(Model B023)」を発売する。希望小売価格は7万円(税別)。発売日はニコン用が3月2日、キヤノン用が3月23日。
APS-Cサイズ相当のイメージセンサー専用となる超広角ズームレンズ。35mm判換算で超広角16mmから準広角37mm相当までをカバーする。2008年10月に発売した「SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II(Model B001)」の後継機。
光学性能の抜本的な見直しをはじめ、基本性能の大幅な向上を図ることで、ズーム全域で高い描写性能を実現。簡易防滴構造を採用するのも特徴のひとつだ。
さらに、独自開発の手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」、AF駆動の動力として同社初の新モーター「HLD(High/Low Torque Modulated Drive)」、防汚コートなど、同社の最新技術を盛り込んでいる。
特にDCモーターをアレンジしたという「HLD」は、駆動力と安定性に優れ、本製品のような大型のフォーカシングレンズを搭載する製品でもAFをスムーズに制御できるようになったという。
また、前機種とほぼ同等のサイズとなっており、外観にはSPシリーズの新しいラインナップの流れを汲むデザインを採用した。
なお、ニコン用レンズには、レンズ本体に内蔵したモーターで絞り羽根を駆動・制御する電磁絞り方式に対応した。
別売のアクセサリー「TAMRON TAP-in Console」とも組み合わせが可能で、レンズのファームウェアアップデートやAFの合焦位置、フルタイムマニュアルの設定、手ブレ補正機構の挙動方式の選択できる。
レンズ構成は11群16枚。
手ブレ補正効果は4段(CIPA規格準拠)。
絞りは7枚羽根(円形絞り)。
最短撮影距離は0.24m。
フィルター径は、77mm。外形寸法(最大径×全長)は83.6×84.6mm(キヤノン用)/82.1mm(ニコン用)。重量は440g。