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タムロン、AFや手ブレ補正機能を向上した「SP 150-600mm G2」

1.4倍/2倍テレコンを用意 任意位置でのズームロック機構も

タムロンは、「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)」のキヤノン用とニコン用を9月23日に発売する。ソニー用も順次発売としている。希望小売価格は税別16万円。

35mmフルサイズ対応の超望遠ズームレンズ。既存の「SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD(Model A011)」(2013年12月発売)をベースに、光学設計の改良、最短撮影距離の短縮、AF性能の向上、手ブレ補正機能の充実を図った。ニコン用は新たに電磁絞り方式を採用しているため、対応機種を確認されたい。製品名のG2とは、Generation 2の略。

また、ズームリングの前後スライドにより、任意のズーム位置でロックできるフレックスズームロック機構を新搭載したのも特徴。従来のズームロックスイッチも備える。三脚座はアルカスイス互換のクイックシュー対応とした。

レンズ構成は13群21枚。A011の光学設計と製造技術全般を改良し、解像性能とコントラストが向上したという。鏡筒内部のフォーカスカムやズームカムを改良し、最短撮影距離は2.7mから2.2mに短縮。最大撮影倍率は1:3.9に向上した。最前面レンズには防汚コートを施す。

フォーカス駆動の制御回路とAFアルゴリズムを改善。AF速度、ローコントラスト時のレスポンス、高速で動く被写体への追従などに機能向上が見られる。

手ブレ補正機構VCは、3モードをスイッチで選択可能になった。基本のMODE1に加え、流し撮り専用のMODE2、補正効果を優先(露光中のみ補正)するMODE3を備える。補正効果はCIPA規格準拠で4.5段分を実現した(MODE3時)。別売のPC連携用アクセサリー「TAMRON TAP-in Console」でMODE1のカスタム設定も可能とした。

9枚羽根の円形絞りを採用。フィルター径は95mm。

最大径×長さは108.4×257.7mm。重量は1,990g(数値はいずれもニコン用)。フードとレンズケースが付属する。

別売テレコンバーターを用意

TELE CONVERTER 1.4x(Model TC-X14)

SP 150-600mm G2の焦点距離を1.4倍/2倍にする「TELE CONVERTER 1.4x(Model TC-X14)」および「同2.0x(Model TC-X20)」を用意。希望小売価格はいずれも税別5万6,000円。9月23日にキヤノン用・ニコン用を発売する。

ともに対応するタムロンレンズ専用としており、F8測距対応の組み合わせで使用すれば、AF動作も可能。APS-Cサイズ相当のカメラでSP 150-600mm G2と2倍テレコンを使用すると、465-1860mm相当になる。

現時点での対応機種はSP 150-600mm G2のみ。なお、従来のSP 150-600mmには物理的に装着不可だという。

TELE CONVERTER 2.0x(Model TC-X20)