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インタニヤ、画角250度のマイクロフォーサーズ魚眼レンズ

"2.3mm F2.8"など3タイプ

インタニヤは、マイクロフォーサーズレンズ「Entaniya Fisheye 250 MFT」を2016年末頃に発売する。販売予定価格は税別38万8,000円。

マイクロフォーサーズマウントの魚眼レンズ。イメージサークルの異なる3モデルを用意し、必要に応じて選べる。コンパクト化のため、タイプによっては後玉が出ていて一部機種ではセンサー周囲の部材が干渉するという。レンズ構成はいずれも異常分散レンズ4枚を含む12群18枚で、重量は1.6kg。

「Entaniya Fisheye 250 MFT 2.3」(焦点距離2.3mm、開放F2.8)は、Blackmagic Micro Studio Camera 4Kで撮影した際に、垂直視野190度を確保できるタイプ。Back to Backで360VRを実現し、カメラ1台で左右250度・上下180度のワンショットVRを作成できる。

「Entaniya Fisheye 250 MFT 3.0」(3mm F2.8)は、マイクロフォーサーズカメラで写真撮影すると円周魚眼になるタイプ。BM Micro Studio Camera 4Kで撮影した場合は水平250度の視野で最大限の解像度が得られるという。250度のワンショットVRに最も適しているとする。

「Entaniya Fisheye 250 MFT 3.6」(3.6mm F4)は、マイクロフォーサーズ機で水平250度・垂直220度の魚眼写真を撮れるタイプ。BM Micro Studio Camera 4Kを縦位置で4台使用すると6Kの360VRを実現する。

Entaniya Fisheye 250 MFT 2.3、Entaniya Fisheye 250 MFT 3.0、Entaniya Fisheye 250 MFT 3.6
作例(インタニヤ提供)

同レンズは10月18日にノルウェーのオスロ市内にあるサイエンスパークで開催された技術展「Cutting Edge」で発表。日本の光学技術の高さに対する評価で招かれたといい、インタニヤのデベロッパーである石本拳氏が、ノルウェーのホーコン王太子に商品説明を行った。