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シグマ、シネマカメラ用交換レンズを発表
高画質と小型を両立 スチル用Artラインの光学系を活かす
2016年9月7日 19:44
株式会社シグマは9月7日、シネマカメラ用交換レンズライン「SIGMA CINE LENS」を発表。映像制作業界に参入することを明らかにした。
参入の背景としてシグマは、高画質・高機能・小型のデジタルシネマカメラの普及で映像制作の機会が増えたものの、シネマカメラ用の交換レンズには高性能かつコンパクトな製品がないとし、その期待と要望がシグマに寄せられている現状を説明している。
また、プレスリリースでは「最小限の投資と装備で、映像制作の自由度と機会を最大限に拡げる」「最高性能を、価値ある価格で」といった具合に、コストパフォーマンスについて強調している。
その根拠として、スチルカメラ用の交換レンズ「Art」ラインで培った光学系をそのまま活かすコンセプトを発表している。
9月7日時点で発表されたSIGMA CINE LENSは8製品。
High Speed Zoom Line
ズーム全域でT2の明るさを実現(Tナンバーとは、Fナンバーと透過率の両方を考慮した明るさの数値)。イメージサークルはAPS-Cサイズ相当に近いS35 Digital(スーパー35mm)。
18-35mm T2、50-100mm T2の2製品の登場が予告されている。それぞれPLマウント、EFマウント、Eマウント用を用意。
光学的なスペックが近いArtラインのレンズは、18-35mm F1.8 DC HSM、50-100mm F1.8 DC HSMがある。
FF Zoom Line
36×24mmのフルフレーム、いわゆる35mm判サイズのイメージサークルに対応する。ズーム全域でT2.2を実現。
24-35mm T2.2 FFの1製品のみで、EFマウントとEマウントをラインナップ。
類似の光学スペックを持つArtレンズは、24-35mm F2 DG HSM。