【女性限定】オリンパスPetitPhotoRouge
〜金森玲奈先生に教わる!オシャレなcafeで雑貨フォトレッスン編〜

講師の金森玲奈先生と参加者のみなさんでハイ!チーズ♪

「PetitPhotoRouge(プチフォトルージュ)」とは、オリンパスイメージングが主催する女性専用の写真講座。女性講師をお迎えして、洋館や雑貨、お散歩スナップ、ポートレートなどカメラ女子に人気の被写体の撮り方を学びます。

今回は、雑貨&カフェ撮影講座の様子をレポートします!

金森玲奈先生。オリンパスのプチフォトルージュなどの講師を勤めるだけでなく、雑誌・書籍への作品掲載や執筆など幅広く活躍しています。

手ブレに気をつけてカフェ撮影を楽しもう

雑貨&カフェ撮影講座は、祐天寺にあるオシャレなカフェ&ショップ「toile de liberte(トワル ド リベルテ)」で行われました。

toile de liberteは古い一軒家を改装した、かわいいアンティークの家具や雑貨がたくさんあるカフェ&ショップです。また、ワークショップやハウススタジオとしてスペース貸しも行われ、この日はPetitPhotoRougeの貸し切りで撮影会が行われました。

店名の「トワル ド リベルテ」はフランス語からの造語で、「自由なキャンバス」という意味。東急東横線 祐天寺駅からゆっくり歩いて15分の隠れ家的なお店です。
1階のカフェスペース。パンケーキなどのカフェメニューがいただけます。イスや机などの家具やシャンデリアがとてもフォトジェニック。
2階は雑貨やアンティークの小物を販売するショップスペース。モロッコ、ベルギー、フランス、アメリカなどで独自に買い付けてきたものが揃っています。アートフィルター「ヴィンテージ」がピッタリな空間でした。

最初に金森先生から室内の雑貨撮影のポイントを教えていただきました。

撮影前にカメラの設定や雑貨撮影のポイントを説明する金森先生。

金森先生の室内雑貨撮影アドバイス

ISO感度は高めに設定

カフェのような室内撮影は目で見るより暗い状態なので、手持ち撮影は厳しくなります。カフェでは三脚が使えないのでISO感度を高めに設定したり、窓際など明るい場所を選んだりして手ブレを防ぎましょう。ISO感度を毎回設定し直すと撮影に集中できないので、今回はISO1600に固定して撮影しましょう。

絞り優先モードで大きなボケにチャレンジ

このようなかわいい小物がたくさんある場所では、どれを主役にすればいいか悩んでしまうと思います。全部撮りたくなる気持ちもわかりますが、主役を決めて撮りましょう。絞り優先(A)モードを使うと、ピントの合う範囲が設定できます。F値を小さく設定し、背景を大きくぼかして主役を目立たせましょう。F値を小さくするとシャッター速度が速くなるので手ブレも防ぎやすくなります。

交換レンズを試してみよう

レンズを変えると写る写真も大きく変わります。ボケが大きくなったり、ググッと近寄れたり。交換レンズを実際に試せるのが撮影会のいいところだと思います。今回は雑貨撮影向きの交換レンズをたくさん持ってきたので、みなさんで交換しながらいろいろ試してみてください。

会場に並んだ交換レンズ。左から、ED 14-150mm F4.0-5.6、ED 12-40mm F2.8 PRO、ED 75mm F1.8、ED 60mm F2.8 Macro、45mm F1.8、17mm F1.8(名称の一部を省略)。

被写体が歪まない焦点距離やアングル、撮影距離を選ぶ

レンズの広角側(短い焦点距離)で近づいて撮ると被写体は歪んだように写り、望遠側(長い焦点距離)で離れて撮ると目で見たように写ります。また、正面から撮ると歪みが少なく、上からや下から撮るとパースが付きやすくなります。雑貨を撮るときは、歪み過ぎない焦点距離やアングル、撮影距離を選びましょう。

レンズの広角側で撮影。瓶が膨張しているように写り、背景も広い範囲が写っています。
レンズの望遠側で撮影。瓶は目で見たときに近い状態で写り、背景も大きくぼけています。

質感を重視するときはモノクロで

人間の目は、物の形を認識するより先に色を認識します。被写体の形やフォルムを強調したいときは、色の情報をなくしたモノトーンで撮影するのもオススメ。オリンパスのカメラはピクチャーモードの「モノトーン」だけでなく、アートフィルターの「ラフモノクローム」や「ジェントルセピア」もあるので、いろいろ試してみてください。またモノトーン撮影は、露出補正で印象が変わるので丁寧に設定しましょう。

壁をピクチャーモード「ナチュラル」で撮影。青やさび色がまず目に入ってきます。
壁をピクチャーモード「モノトーン」で撮影。模様の凹凸が目立ちゴツゴツとした質感が目立ってきました。
壁をピクチャーモード「モノトーン」にしてプラス補正で撮影。全体的に明るくなったことで爽やかな印象になりました。
壁をアートフィルター「ラフモノクローム」で撮影。フィルムを増感現像し粒子が粗れたようなハイコントラストが特徴のフィルターです。

照明を撮るときはマイナス補正

照明はマイナス補正をすると周囲が暗くなるので、照明がよりキラキラ光って目立つようになります。光と影の明暗差を意識しながら、きれいな部分を切り取りましょう。

大人気だったガラスのティーカップで作られたシャンデリア。多くの方がホワイトバランスで色味を変えたり、アートフィルターを使ったりしながら撮影していました。

1階のカフェスペースと2階のショップスペースでかわいい部分を見つけ、思い思いに撮影しました。

2階のショップスペースは、窓が多く自然光がたくさん射し込む空間。たくさんある雑貨からお気に入りのものを見つけてパチリ。
暖かい雰囲気にするため暖色系のホワイトバランスに設定して撮影しているようです。瓶などを撮るときは水準器表示が便利ですね。

美味しい写真は切り取り方とピント位置に注意

雑貨撮影を1時間ほど楽しんだら、1階のカフェスペースでスイーツ撮影の始まりです。参加者全員にチーズケーキと飲み物が用意されました。ここでも撮影前に金森先生からスイーツ撮影のポイントを教えていただきました。

金森先生のスイーツ撮影アドバイス

美味しい部分だけを切り取る

イラスト入りのランチョンマットやアンティークのお皿などケーキがかわいいものの上に乗っているので、つい全体を撮りたくなると思いますが情報がたくさんあると美味しさが伝わりづらくなります。主役はケーキなのでググッと寄って、視線をケーキに集めましょう。

ピントは手前側やナッツなどのポイントに

絞りを開けて寄って撮ると、ピントの合う範囲が狭くなりぼけやすくなります。ピントが奥のケーキ断面に合うと、ケーキの上に乗っているナッツや手前がぼけてしまい全体がぼやけた印象に。フォーカスモードを「S-AF+MF」にすると、シャッターボタンを半押し状態をキープし続けている間はMFでフォーカスを微調整できます。見せたい部分にピントが合っているか、撮影後に確認しましょう。

座った状態で撮るならズームレンズが便利

大きなボケが作れる単焦点レンズがテーブルフォトでは人気ですが、カフェのように撮影場所が移動できない状況はズームレンズが便利です。自分の座った状態の目線の高さの斜め45度や真上から撮ると余計なものが写り込まないのでオススメです。

美味しく撮るならプラス補正

料理を撮るときは明るめに撮ったほうが美味しそうに見えます。ただし、明るくし過ぎると生クリームや白いお皿は白飛びしてしまい質感がなくなってしまいます。白飛びしない程度に撮影後に明るさを確認しながらプラス補正しましょう。

食器もアンティークのものが使われ、一人ひとり違っていました。飲み物は珈琲、紅茶、レモネードから選ぶことができました。
濃厚なしっとりチーズケーキ。イラストのランチョンマットもかわいかったです。
金森先生が実際に撮りながら、カフェ撮影のポイントを教えていただきました。
教わったポイントを意識しながら撮影タイム。撮影が終わったら美味しいケーキを食べながらおしゃべりを楽しんでいました。
最後に「今日いちばんの写真」を全員の前で発表し、金森先生に講評していただきました。

かわいいカフェや雑貨屋さんで撮影するのは勇気がいりますし、撮影のマナーとして必ずお店に「撮影していいですか?」と声をかけなくてはいけません。しかし、今回のような貸し切りの撮影会なら撮影に集中できます。

参加者の方からも

「お店の人に声をかけにくかったり周りの人の目が気になって普段は撮れないのですが、今日は好きなだけ撮れたので大満足です」

「カメラを買ったばかりで、先生にレンズの相談ができたり実際にレンズを試せたりしてよかったです。今日教わったことを今後の撮影に役立てたいです」

という声を聞くことができ、みなさん楽しまれたご様子でした。

最後に参加者と金森先生の作品を発表します。

参加者の方の作品です。撮影:sachiさん「お店の雰囲気が写真を撮るには被写体が豊富で時間が足りない位でした。もう一度足を運びたいと思います」
金森玲奈先生の作品です。「アートフィルター“パートカラー”でポスターの中の唇の色だけを抽出しました。アンティークなシャンデリアのあるシックな空間の中でビビットな赤が目を引く効果を狙いました」
(2015/2/10)

1981年生まれ。写真編集者。カメラ書籍を手掛ける編集プロダクションで女性向けのカメラ雑誌や書籍を多数手掛ける。その後、実用書系編集プロダクションを経て、2013年に独立。『光と色の写真の教科書 〜ふんわりフォトもこっくりフォトも思いのまま〜』『まりこ先生が教える やさしい写真の教室』などの企画・編集を担当。ときに、撮影や執筆も手掛けることも。仕事が好きで、マグロのように止まらず常に全力疾走中!