【女性限定】3人の人気講師と浅草・下町スナップを楽しむ♪
「Special PhotoRouge 2014夏」に参加しました!

8月31日、人気講師の金森玲奈先生、川野恭子先生、田川梨絵先生をお迎えして、浅草橋エリアを撮影&フォトコンテストを行なう「Special PhotoRouge(スペシャル フォトルージュ)」が開催されました。

浅草橋エリアで楽しんだスナップ撮影の様子をレポートします。

左から講師の金森玲奈先生、田川梨絵先生、川野恭子先生。お三方はいろいろなイベントで顔を合わせることが多いらしく、仲よしのご様子。

チームに分かれてスナップ撮影スタート!

「PhotoRouge」(フォトルージュ)とは、オリンパスイメージングが主催する、講師も生徒も女性だけの女性専用の写真講座です。「みんなで撮影しているので恥ずかしくない」「講師の方が女性なので質問しやすい」という理由から人気が高く、リピーターの方も多い講座です。

通常のフォトルージュは1人の講師に対して参加者が10〜15名程度で行なわれますが、今回のスペシャル フォトルージュはスペシャルの名にふさわしく人気講師の金森玲奈先生、川野恭子先生、田川梨絵先生をお招きして、48名という大人数で浅草橋エリアのスナップ撮影を楽しみました。

最初の集合場所は、浅草橋駅のヒューリック浅草橋ビルのセミナールーム。3チームに分かれるため、受付でピンク、イエロー、ブールのリボンを選ぶくじ引きが用意されていました。このくじで講師の方や一緒になる参加者が決まるので、みなさんドキドキしながら引いていました。さぁ、何色のグループになったでしょう。

希望者にはオリンパス製ミラーレスカメラのPEN E-P5、もしくはPEN Lite E-PL6が貸し出されました。
受付時に、ブルー、イエロー、ピンクのリボンが入った袋からでくじ引きをしました。色別のチームごとに分かれて座ります。

10:30から15:00の間は、チームごとに分かれて行動します。参加者の方がくじを引き終わり全員集まると、いよいよチームの講師の発表です。参加者の方が固唾をのんで見守る中、講師の方々もその場でくじを引きました。

ピンクチームは田川梨絵先生、イエローチームは川野恭子先生、ブルーチームは金森玲奈先生に決定!

講師の方たちの紹介と挨拶のあと、講師陣もくじ引きをしました。参加者も講師陣もドキドキ。
くじ引きの結果は……ブルーチームが金森玲奈先生、イエローチームが川野恭子先生、ピンクチームが田川梨絵先生に決定しました!
それぞれのチームに分かれて、講師から回るコースの説明やスナップ撮影のポイントを学びました。

今回、私は田川梨絵先生が率いるピンクチームに同行させていただくことにしました。

最初に田川先生からスナップ撮影のポイントを教えていただきました。

田川梨絵先生のスナップ撮影のポイント

1. アクティブに自分が動こう

スナップ撮影の面白さは、自分だけが見つけた被写体の一面を切り取ること。普段の目線で撮ると見慣れた風景になりやすいので、上からや下からアングルを変えたり、グッと近寄ったり離れたり、いろいろな角度から被写体を撮ってみましょう。

PENシリーズはチルト液晶モニターなので、モニターを動かすと撮りやすいですよ。みんなで撮っているので、「恥ずかしい」という気持ちは捨てていきましょう(笑)

2. 人を撮るときは声をかけて

スナップ撮影は、肖像権がうるさくなっています。しかし、肖像権を気にしすぎては撮影は楽しめません。人を撮るときは声をかけて、堂々と撮らしてもらいましょう。もし自分が盗み撮りをされたら気分が悪いですよね。「自分が嫌なことはしない」それを心がけて撮っていれば、トラブルは防げます。

3. カメラの機能を使って自分が思い描く世界を作ろう

自分が撮りたいイメージに合わせて、ホワイトバランス、アスペクト比を設定しましょう。ホワイトバランスで黄色系の色味にすると温かみやレトロな雰囲気に、青系の色味にすると冷たくクールな印象になります。ホワイトバランス補正を使うと、細かく色味を調整できます。

アスペクト比は1:1にすると、コロコロしたかわいい印象になるのでオススメです。

4. アートフィルターや多重露光などで遊ぼう

PENシリーズに搭載されているアートフィルターや多重露光などの機能は、ぴったり合うシーンで使うととても面白い作品になります。遊び心を忘れずに、積極的に取り入れて見ましょう。

田川先生が率いるピンクチームは、浅草橋から都営浅草線を使って浅草橋へ。浅草駅から浅草花やしきを目指しました。
浅草花やしき前に到着しました。フォトジェニックなBeeタワーを撮りました。構図の切り取り方や、マニュアルフォーカスを使ってわざとピントを外してボケを作る方法を教えてもらいました。
浅草花やしき周辺を自由にスナップ撮影。田川先生のアドバイスをもとに、積極的に動きながら被写体を探します。
点光源をボカした玉ボケを作る方法や多重露光を撮るコツなど、参加者の質問ごにとにアドバイスする田川先生。
オリンパスのスタッフの方も同行し、バッテリーの予備を貸してくれたり、カメラの使い方を教えてくれたりしていました。
ピンクチームは、昔懐かしい喫茶店 ローヤル珈琲でお昼ごはん。午前中撮影した作品を見せ合いっこ。最新機種E-PL7で撮影した田川先生の作品も見せていただきました。

隅田川沿いのアートを楽しみながらおさんぽスナップ

お昼ごはんでお腹がみたされたら、集合時間まで撮影タイム。ピンクチームは、隅田川テラスを歩き、吾妻橋を渡って、墨田区側の隅田川テラスを歩き、駒形橋を渡って浅草駅へ戻りました。

東京スカイツリーや隅田川の景色を楽しむことができる隅田川テラス。天気は雨は降りませんでしたが、あいにくの曇り空。曇りの日のやわらかい光を活かして、どう撮るか。みなさん試行錯誤しながら撮影しました。
隅田川沿いには、東京藝術大学・台東区・墨田区の三者共催による、観光の誘発を目指したアート環境プロジェクト作品を見ることができます。お椀型の「グリーンプラネット」の穴の中を覗くと、緑の植物、空や東京スカイツリーなどの不思議な世界が広がっていまいました。
吾妻橋西詰に設置してあるアート環境プロジェクト作品の「そらちゃん」。両目と胸のハートに、色ガラスの凹レンズがはめ込まれており、覗くと万華鏡を覗いたときのように見えるので、みなさん夢中で面白く歪んだ世界を撮っていました。
吾妻橋西詰で東京スカイツリーをバックに、ピンクチームで記念撮影♪
駒形橋から、赤い吾妻橋、遊覧船、東京スカイツリーなどを思い思いに撮影を楽しみました。どんな写真が撮れているのでしょう。

集合時間になり、各チームがセミナー会場に戻ってきました。どうやら3チームとも浅草エリアを中心に撮影していたようです。

撮影した画像の中から1点を2Lサイズにプリントして、タイトルを付けて提出します。「たくさんの画像を見ていたらどれがいい写真かわからなくなりました」「撮影より、作品を選んでタイトルを付けるのが難しいです」と、みなさん作品選びとタイトル付けにかなり苦労していました。

講師の方々が参加者を周り、相談に乗ったり丁寧にアドバイスをしたり。

「写真の見方は人それぞれ。なので、自分の第一印象はすごく大切だと思います。「よい写真」より、「自分の好き」を基準に選ぶのもアリですよ」(金森先生)

「写真の印象を決めるのはタイトルが8割。せっかくよい写真を撮っても、タイトルで台無しになってしまうこともあるので、タイトル付けはよく考えてくださいね」(川野先生)

「写真を選ぶとき、子どもが見たときに伝えたいことが伝わるか? と考えると選びやすくなります。撮影した人は写真への気持ちが強いからストレートなタイトルを付けがちですが、伝えたいことを補う程度のタイトルがいいと思います」(田川先生)

セミナー会場に戻ると、撮影した画像からフォトコンテストに提出する作品を1枚選び、タイトルを付けます。参加者の話を聞いて、作品選びの相談に乗っている川野先生。
作品を選んたら、エプソンのプリンターを使って2L判で出力します。
タイトルを付けた作品を並べて、1人ずつ作品タイトルとどんな気持ちを撮ったかをひと言ずつ発表しました。それに対してチームの担当講師の方が講評してくれました。
同じ場所を撮影したのに同じ作品はひとつもなく、参加者は「うわぁ〜」「こんな場所があったの?」とほかの人の作品を楽しみ、見ることも勉強になったようです。
最後に3人の講師の方から感想をいただきました。参加者が帰ったあと、全作品を並べてフォトコンテストの審査をしたそうです。どの作品が選ばれたのでしょうか。ドキドキしますね。

8月31日のスペシャル フォトルージュで撮影した撮影した作品は、今週末9月20日・21日に東京・秋葉原で開催されるオリンパス新製品体感フェア「OLYMPUS Photo Festa 2014」で展示されています。

そして9月21日12時20分からのトークステージでフォトコンテストの審査発表会があり、その場で受賞者が発表されます。

OLYMPUS Photo Festa 2014は、話題の新製品のタッチ&トライコーナーやデジタルカレッジの人気講師のトークショーがあり、オリンパスユーザー以外も楽しめるイベントです。予約不要・入場無料なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2014/9/18)
加藤マキ子(ツナ☆カメラ)
1981年生まれ。写真編集者。カメラ書籍を手掛ける編集プロダクションで女性向けのカメラ雑誌や書籍を多数手掛ける。その後、実用書系編集プロダクションを経て、2013年に独立。『光と色の写真の教科書 〜ふんわりフォトもこっくりフォトも思いのまま〜』『まりこ先生が教える やさしい写真の教室』などの企画・編集を担当。ときに、撮影や執筆も手掛けることも。仕事が好きで、マグロのように止まらず常に全力疾走中!