「キャメラびと」が広島県・世羅高原に帰ってきた!

台風を吹き飛ばしたカメラ女子の元気パワー

2014年8月9日〜10日、カメラ女子に人気のきょん♪さん、むらいさちさん、山本まりこさんの写真家ユニットの、「キャメラびと」と巡る世羅高原 カメラ女子旅ツアーが開催されました。

カメラ女子18名が世羅高原に集まり、撮って、笑って、食べて、笑った夏の思い出をレポートします。

ヒマワリ祭りが開催されている世羅高原農場で、キャメラびとのきょん♪さん、むらいさちさん、山本まりこさんと参加者18名で記念撮影!

カメラ女子のチカラで町おこし!

「キャメラびと」と巡るカメラ女子旅 世羅高原(以下、カメラ女子旅)は、今年で2回目の開催です。

カメラ女子旅の企画の立案者であり、カメラ女子旅実行委員会の吉宗五十鈴さんに、2回目のカメラ女子旅が開催される経緯や、1回目からの変更点を伺いました。

「昨年行なわれた国土交通省観光庁が観光地の魅力開発と旅行商品化を推進する78ヵ所のモニターツアーの中から48ヵ所が選ばれ、世羅高原カメラ女子旅も評価され引き続き地域の魅力を発信するモニターツアーが開催できることになりました」

「昨年のツアーは世羅高原の魅力を知っていただきたいと、2日間で多くの場所をご案内させていただきました。しかし、ツアー後のアンケートで“1ヵ所をじっくり撮影したかった”、“お土産を買う時間が欲しかった”というご意見をいただきましたので今回のツアーは1ヵ所の時間を多く取り、ゆったりとしたスケジュールを組みました」

さらに、前回のカメラ女子旅は日帰りと1泊2日の参加者が48名だったのに対し、今回はキャメラびとと交流する時間が多く作れるよう、1泊2日のみで30名の募集にしたそうです。

ところが30名の募集枠は埋まりましたが、開催日の8月9日〜10日の少し前から台風11号が発生していました。ツアー中止も考えたそうですが、“開催してほしい”という参加者の方の声もあったので、8日にカメラ女子旅実行委員会とキャメラびとがギリギリまで協議し、キャンセル料は発生せず安全を最優先に参加者の方に判断していただくことで開催を決定しました。

キャメラびとのみなさん。左からむらいさちさん、川野恭子(きょん♪)さん、山本まりこさん。ヒマワリとともに参加者のみなさんをお出迎え。
今回のツアーの目玉は、世羅高原農場のヒマワリ祭。台風のためヒマワリ畑の撮影が中止になるかもと、世羅高原農場代表の吉宗清也さんが宿泊する「世羅の宿ひがし」に、たくさんのヒマワリを届けてくれました。
台風でヒマワリ撮影ができないことを想定して、「世羅の宿ひがし」のいたるところにヒマワリを飾りました。
世羅高原農場のトウモロコシを傘立てに活けトウモロコシ畑ができました。たくさんのトウモロコシとヒマワリとキャメラびとの等身大パネルが参加者の方をお出迎えします。
世羅の宿ひがし」は、昨年開催されたツアーのキャメラびとの作品や、「ワタシのとっておき花写真フォトコンテスト」の応募作品、世羅の風景などを色鮮やかなカラフルな写真が展示されていました。
参加者の方が泊まった「世羅の宿ひがし」は、旧東小学校を改装した宿泊施設です。
入口で参加者の方に大輪のヒマワリがプレゼントされました。これには参加者の方も大喜び!!

雨の日ならではの表現を楽しもう

台風の中で開催されたツアー1日目は、キャメラびとのトークショーと、雨天プログラムとして宿に飾られたヒマワリを撮る室内セミナーが予定されていました。ところが参加者の方が到着する時間になると雨が止みました。

急遽、トークショーは世羅町長の挨拶とツアーの開催宣言だけになり、世羅高原農場のヒマワリを撮りに行くことになりました。世羅高原農場へ向うバスの中では、ヒマワリを撮るポイントをキャメラびとからレクチャーが行なわれました。

「ヒマワリ畑全体を撮るのもいいですが、ググッと寄って一部分を切り取るのもオススメです。寄れる距離はレンズによって違います。寄れないときは、カメラの機能の「デジタルテレコン」を使うと、ヒマワリを大きく撮れます」(きょん♪さん)

「ヒマワリは晴れの青空の日のほうが絵になります。ですので雨の日に同じように撮ろうとしても晴れの日にはかないません。雨の日は雫や水たまりの映り込みなど、雨の日でしか撮れない表現を楽しむと面白いですよ」(むらいさちさん)

「ヒマワリは正面から撮りがちですが、おしりや花びらのアップを切り取るなどいろいろな角度から撮ってみましょう」(山本まりこさん)

世羅高原農場の100万本のヒマワリを前に参加者の方は大興奮。八重咲きや新種など何十種類もあるヒマワリを、思い思いに撮りはじめました。キャメラびとのみなさんも、一人ひとりの質問にていねいに答えていました。

参加者の方からは、

「台風の中の開催だったのでヒマワリ撮影は諦めていましたが、撮影できてうれしいです!」

「品種によってヒマワリの形がぜんぜん違うんですね。こんなに種類があるなんて知りませんでした」

「雨の日の撮影方法を教えてもらえて勉強になりました」

という感想をいただきました。

ヒマワリ撮影会を終えた後、お昼ご飯の時間になりました。

お昼ごはんのメニューは、世羅高原で採れたお米とお野菜で作った新名物「世羅おむすびカレー」。デザートにはジェラート工房「ドナ」のヒマワリと桃のジェラートなどが出され、みなさんは食べる前にじっくり食べ物撮影を楽しみました。

「キャメラびと」と巡る世羅高原 カメラ女子旅開会式。カメラ女子旅実行委員会の吉宗さんからの、雨が止んだので急きょヒマワリ撮影に出かける、という知らせに参加者から歓声が上がりました。
世羅町長の奥田正和氏も駆けつけ、カメラ女子の元気なチカラで世羅高原を盛り上げていってほしいと挨拶をいただきました。
100万本のヒマワリと一緒にパチリ♪
一面のヒマワリの絨毯に大興奮!
雨の日ならではの撮り方をわかりやすくレクチャーしてもらいました。
キャメラびとのメンバーと記念撮影をたくさんしました。

お昼ごはんのあと、最初に予定されていたキャメラびとのトークショーが行なわれ、キャメラびとのヒマワリ畑の作品が紹介されました。その後、温泉と懇談会、キャメラびとのUSTREAM配信などが行なわれ、ツアー1日目は終わりました。

世羅高原の新名物「世羅おむすびカレー」。カレーの上に世羅のお米で作ったおむすびと新鮮野菜をトッピング。美味しそうに見えるように工夫しながら盛り付けます。
カラフルな野菜を盛り付けたら撮影タイムの始まりです。
ジェラート工房「ドナ」さんが、ヒマワリと桃のジェラートを持ってきてくれました。きょん♪さんも配膳をお手伝い。
世羅高原の新名物「世羅おむすびカレー」。
ヒマワリと桃のジェラートは、 美味しさのあまりおかわりする人が続出しました。
キャメラびとトークショー。前日にキャメラびとが撮影したヒマワリの作品を紹介しました。こちらの作品は最後にご紹介します。
8月12日発売の山本まりこさんの新刊『まりこ先生が教える やさしい写真の教室』が、先行して販売されました。
懇談会後のキャメラびとUSTREAM生配信が行なわれました。

2日目のツアーは、参加者の方が宿泊した元学校の「世羅の宿ひがし」の中を撮影する朝練から始まりました。その後、朝ごはん、参加全員の作品の講評、バーベキューをしました。

講評は1人1枚、作品タイトルと撮ったときの気持ちを発表しました。みんなで同じ場所を回っていたのに、一人ひとり視点が違うので、人の作品を見ていることも勉強になったようでした。

元家庭科室のお部屋で、世羅で採れたもの&作ったものにこだわった朝ごはんをいただきました。
朝練でがんばったのでお腹はペコペコ。朝ごはんをしっかり食べて講評会に参加します。
講評は、キャメラびとがていねいに写真をアドバイス。タイトルのつけ方の大切さを学びました。
世羅の朝採れ野菜でバーベキュー。トウモロコシやアスパラなどの野菜は生のままでも美味しく食べられ、火を通すと甘味がいっそう増します。
バーベキュー後、雲間から日差しが出てきました。稲穂についた雫のキラキラ写真や、逆光を使ったふんわり写真を楽しみました。
産直市場で世羅の野菜やワインなど、2日間のツアーで食べた美味しいものをお土産として買いました。
解散した世羅役場では、きれいな青空が出てきました。2日間お疲れ様でした!

台風で開催も危ぶまれましたが、振り返ってみると雨や風もそれほどひどくなく最後には青空も見ることができました。参加者の方もツアー中笑顔が絶えず、楽しんでいたようでした。

カメラ女子実行委員会の吉宗さんにツアー後、お話を伺ってみました。

「数日前から台風の進路や速度を常にチェックしていて、こんなに台風情報や気象図を見たのは人生で初めてだと思います。久しぶりにてるてる坊主も作りました(笑)。室内でも参加者に満足していただけるように準備をしましたが、実際にはそれほど予定を変更しないでツアーを行えたことがよかったです」

キャメラびとの方にもお話を伺ってみました。

「台風が重なって開催が危うかったですが、みんなの“撮りたい”という気持ちと、世羅の人たちの“見せたい、来て欲しい”という気持ちが重なって実現することができました。そのような中でシャッターボタンを押せたことは感激もひとしおだったように思います。ツアーでなくても、また青空のヒマワリ畑に行きたいと思いました」

「世羅の人の“楽しんでもらいたい”という温かい気持ちに触れることができました。これからも写真のチカラで世羅を盛り上げていけるとうれしいです」

最後に、キャメラびとが撮影した世羅高原の作品を紹介します。

撮影:きょん♪ さん
撮影:きょん♪ さん
撮影:きょん♪ さん
撮影:むらいさち さん
撮影:むらいさち さん
撮影:むらいさち さん
撮影:山本まりこ さん
撮影:山本まりこ さん
撮影:山本まりこ さん

撮影協力:笠原竜太

(2014/9/2)
加藤マキ子(ツナ☆カメラ)

1981年生まれ。写真編集者。カメラ書籍を手掛ける編集プロダクションで女性向けのカメラ雑誌や書籍を多数手掛ける。その後、実用書系編集プロダクションを経て、2013年に独立。『光と色の写真の教科書 〜ふんわりフォトもこっくりフォトも思いのまま〜』『まりこ先生が教える やさしい写真の教室』などの企画・編集を担当。ときに、撮影や執筆も手掛けることも。仕事が好きで、マグロのように止まらず常に全力疾走中!