12月号は、しまだ早希ちゃんとキヤノン「EOS 50D」の登場だ。11月号は暗い写真になってしまったので撮影当日の天気を気にしていたが、朝から晴天。写真のバリエーション的に照明を使ったカットもあった方がいいかな!? と思いつつRIFAも用意したが、あまりに天気が良かったので、気分的に使う気になれず、全編自然光での撮影となった。
EOS 50Dの主な仕様は、有効画素数約1,510万画素の22.3×14.9mmサイズCMOSセンサー搭載、最大記録画素数4,752×3,168ピクセル、ISO100~3200(ISO6400、ISO12800の感度拡張が可能)、バッテリーは「BP-511A」、メディアはCF、3型・約92万ドット(VGA)TFTカラー液晶……など。ライブビュー、ダスト除去機能、解像度を落としたsRAW1(約720万画素、3,267×2,178ピクセル)、sRAW2(約380万画素、2,376×1,584ピクセル)にも対応した同社の中級機となる。
今回使用したのは、「EF 35mm F2」と「EF 50mm F1.4 USM」。カメラの設定は、上ブロックがISO400、下ブロックがISO200。そのほかの設定はRAW+JPEG、ホワイトバランスはオート、ピクチャースタイルはスタンダードと、ほとんど標準設定の状態だ。
RAW現像には付属の「Digital Photo Professional」を使っている。ただ何時もと少し違うのは、掲載サイズ2,544×1,696ピクセルへの縮小はPhotoshopを使わず、現像ソフトのJPEG保存時にサイズ指定を行っている。これは4,752×3,168ピクセルがトリミング無しでそのまま2,544×1,696ピクセルに変更できるためだ。この関係もあり、撮影データもそのまま画像に残っているので参考にして欲しい。
上ブロックはF3.2、下ブロックはF3.5と、絞りを絞っていることもあるが、上ブロックの左上以外はシャッタースピードが1/200秒未満と、意外と暗い。パラメータ的に触ったのはホワイトバランスを4100~4200Kへ、そのほかは、露出補正(プラス側)、コントラスト強調、トーンカーブなどを若干操作している。
ここのところ撮影前に届いたカメラを使って事務所の周りなどを試し撮りを兼ね撮っているのだが、今回は時間の関係で全く触らずのぶっつけ本番。AFや液晶モニターの見え方など手探り状態で上ブロックの衣装1パターン目の撮影がはじまった。とは言え、すでにかなりこなれているキヤノンの中級機なので変な癖も無く、気になる点も筆者が使う限り皆無だった。
上ブロックで使った部屋は、午前中かなり早い時間帯のしかも晴天でないと自然光で撮影できない場所だ。過去、もう何回もこのスタジオを使っているが、今回のような絵が撮れる日は何度もない。本連載だと2007年6月号、2006年1月、2月号と、この程度の打率だ。ただ光が入ると言っても、撮影中の写真からもわかるように木漏れ日程度なので、明るさ的にはISO400となる。
早希ちゃんは10月に20歳になったばかり。つい先日、撮影で沖縄ロケへ行ったらしく、若干日焼け気味だ。彼女のブログにもこの日のことが写メ付きで書いてあるので、興味のある人は下のリンクから遊びに行って欲しい。(つづく)
actress しまだ早希@ジェイ エム オー
photographer 西川和久 キヤノンEOS 50D EF 35mm F2、EF 50mm F1.4 USM
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/50d/
バックナンバー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/
|
西川和久 (にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/12/05 01:11
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|