3週目は、上ブロック下ブロックともISO400。シーンによってはシャッタースピードが1/200秒以上あったので、ISO200でも良かったが、ISO400の画質を見たかったこともあり、そのまま撮影を続けた。そして上ブロックは、またしてもメガネっ子特集に。このタイプのメガネは大昔、1度流行ったのだが(筆者も持っていた)、夏生楓ちゃんによるとまた最近、このタイプがリバイバルしているという話だ。
さて、今回は新しくなったViewNXの話。バージョンは1.2.0。以前のバージョンの画面キャプチャがここにあるので見比べて欲しい。プルダウンメニューを表示しているのでわかり辛いかも知れないが、上から「露出補正」、「ホワイトバランス」、「ピクチャーコントロール」、「D-ライティングHS」、「カラーブースター」となっている。特にホワイトバランスは、プルダウンメニューにあるように、プリセットかグレーポイントの指定のみ、直接数値を入力はできない。
左下の画面キャプチャはViewNX 1.2.0。ホワイトバランスについては、「微調整」が追加され、数値指定が直接できる様になった。さらに、「色味」はマイナス側でマゼンタ、プラス側でグリーンを乗せる。7月号で指摘した「G-M」に対応した形だ。この2点の対応は、筆者的にかなり嬉しく、おかげで今月号は全ての回でPhotoshopは縮小とトリミングのみの作業、色に関しては一切触らずに済んでいる。
1つ要望があるとすれば、色味は現在1ステップ単位の操作で、1つ違うと結構マゼンタ(もしくはグリーン)が乗ってしまう。できれば今の変更量の25%程度を1目盛りにして頂きたい。ちなみに、この画面キャプチャは「色味は0」、実際掲載している下ブロック右下は「色味は-1」としている。もともとグリーン被りしているのでマゼンタを加え、キャンセルした格好だ。違いが解るだろうか? ピクチャーコントロールに関しては、カメラに合わせて「ポートレート」と「風景」が追加された。
さらに1.2.0では、「輪郭強調」、「コントラスト」、「ハイライト」、「シャドー」にも対応。これで少なくともRAW現像するのに必要な機能、もしくはあったほうが便利な機能はが揃ったことになる。操作方法も非常にシンプルで初心者でもわかり易い。これ以上は、高機能なCapture NX2に任せればいいだろう。まだバージョンが古い人は是非アップデートして欲しい。RAW現像がさらに楽しくなるはずだ。
ところでオートホワイトバランスで撮影したオリジナルの色は、画面キャプチャにある通り。かなり黄色い。もちろん、JPEGだけで撮影する時は、事前に色温度を現場に合わせるものの、RAW現像するようになったこの連載ではプレビュー画面で色味が違っても露出だけを注意しながらそのままシャッターを切っている。上ブロックに関してもホワイトバランスはかなり触った(色温度:4300K、色味:-1)。オートホワイトバランスに関しては、もっと進化して欲しいと思う。
夏生楓ちゃん、室内に加えて照明のRIFA(1KW)が暖かいので、ますます調子よくなってきた……と言うところで、時間切れの撮影終了。皆で賑やかに片付けをして、スタジオを出た(つづく)。
actress 夏生楓@NEW GATE PRODUCTION
photographer 西川和久 ニコンD90 Ai AF Nikkor 24mm F2.8 D、Ai AF Nikkor 35mm F2 D、Ai AF Nikkor 50mm F1.4
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ニコンD90関連記事リンク集
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/09/18/9154.html
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西川和久 (にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2008/11/21 00:43
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