デジカメ Watch
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10月号【花木衣世 + オリンパスE-520】3週目

~一式揃っている現像ソフト


 3週目、上ブロックはISO200、F3.2~3.5、1/80~1/125秒。下ブロックはISO200、F3.3~3.5、1/125~1/200秒。全てRAW+JPEGで撮影し、OLYMPUS Master 2で現像している。RAW+JPEGは約11MB程度のファイルサイズとなる。使用しているズームのレンジから絞りF2.8は無く、F3.2(25mm前後/35mmフィルム換算50mm前後)から。その分、シャッタースピードがいつももより遅めのシーンが多い。

 OLYMPUS Master 2は「E-420 with ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8特別編」で1週分のみ触っただけで、全編で使用するのは今回が初となる。RAW現像のパネルとしては、[基本1]と[基本2]にタブで別れており、前者は、露出補正、ホワイトバランス調整、サイズ変更のみ調整ができる。後者は、仕上がり、コントラスト、シャープネス、彩度、フィルター効果、調色、階調、ノイズフィルタ、カラー設定と、かなり細かい部分まで撮影者の意思でコントロール可能だ。初心者から上級者までに柔軟に対応できる構成といえよう。

 ただ筆者的に不満点があるとすれば、多くのパラメータが例えば「-2/-1/0/+1/+2」といったように、予め用意された数段階の項目になっており、トーンカーブのようなアナログ的な設定ができないのだ。


 特にコントラスト(-2/-1/0/+1/+2)もしくは階調(ローキー/標準/ハイキー/オート)の部分はトーンカーブが無いと、写真が思った通りの雰囲気にならず、結果、内蔵の画像編集機能やPhotoshopなどで微調整が必要になってしまう。できれば新しく[基本3]のタブを作って頂き、トーンカーブを直接触れるようにして頂ければベストなのだが……。

 このOLYMPUS Master 2に内蔵している画像編集機能は結構優秀だ。サイズ変更、トリミング、テキスト挿入、明るさ・コントラスト、カラーバランス、トーンカーブ、ガンマ、自動トーン補正、色相・彩度・明度、モノクロ・セピア、シャープネス・ぼかし、歪補正、赤目補正……と、通常考えられるものが全て揃っている。これだけあれば、常識の範囲内で写真を編集する限り、ほかのアプリケーションは必要無い。

 今回の現像パラメータは、仕上がり:ナチュラル、彩度:+1、コントラスト:0 or +1または、階調:標準 or ハイキーとなっている。この階調=ハイキーは、向いている写真と不向きの写真とで結果が面白いほど変わってくる。特にハマった写真では「おー!」と一瞬驚くほど良い結果になるので、試してみては如何だろうか。

 衣世ちゃんのブログはたまに見ているが、結構毎日忙しそう。DVDビデオの発売イベントも盛況だったようだ。現場での写メとかもバンバン載っているので、興味のある人は是非見て欲しい。(つづく)

actress 花木衣世NEW GATE PRODUCTION
photographer 西川和久
オリンパスE-520
ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4 SWD



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  E-520関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/05/20/8468.html
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/



西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.jp/blog/

2008/10/24 00:26
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