3週目、上ブロックはISO100、下ブロックはISO400で撮影している。下ブロックの左上だけ自然光、ほかはRIFAを使った。天気がよく、特に照明を使う必要もなかったが、明るい写真ばかり並んでも面白くないのと、K20Dの色の出方を見たかった。ご覧のように、RIFAでの発色もなかなかだ。
K20Dで特徴的な写りが、上ブロックの私服。白い生地に縫込まれた柄が、非常に自然に写っている。もともとの解像度が高いからなのか、色の処理に何か仕掛けがあるからなのかわからないが、このような感じの描写はあまり見たことがない。また、赤系の色が塗ったような赤にならず、解像しているのも独特だ。
ISO400でのノイズはマクロ的に見ればそれなりにあるが、全体的にはまったく問題にならない程度の乗り方だ。いずれにしても、新しいイメージャと画像処理エンジンは、これまでのKシリーズとはよい意味で違った写りとなっている。
新搭載のダストアラート機能はなかなか便利だ。センサー上のどこにホコリがあるかを、液晶モニターに表示することができる。確認する癖をつけておけば、ゴミが写り込み、後でレタッチで消すといった作業をしなくても済むだろう。
このほかにも、JPEG撮影直後にホワイトバランスを調整する機能や、デジタルフィルター、ボディ内RAW現像など、撮るだけではなく、撮った後の加工もボディだけでできるようになっている。PCを経由しないダイレクトプリントを行なう場合に、結構楽しめそうだ。
えりちゃんは、着替えがかなり速い。いつもは、次の衣装に着替えている間に撮影したデータをPCにコピーしているのだが、少し休憩してコピーを始めるともう次の衣装に変わっている。特に今回のK20Dは、JPEGでもサイズが大きくコピーに時間がかかるため、余計に着替えが速いと感じるのだろう。(つづく)
actress 風戸えり@スターブリッジプロモーション
photographer 西川和久 ペンタックス K20D DA 16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2008/04/18 00:04
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