デジカメ Watch
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2月号【倉地裕衣 + ニコン D3】3週目

~一番暗く寒かった時間帯


 3週目は上ブロック、下ブロックとも、午前中の最も暗かった時間帯に撮っている(上ブロックの屋内の写真を除く)。色を見てもいかにも寒そうな感じだ。感度は上ブロックがISO200、下ブロックがISO400。すべてオートホワイトバランスで撮っているが、全体的に青っぽい……と言うより、現場でも青く感じたので、逆にこの色が正しいとも言える。

 筆者は、D1、D1X、D2Xと、これまで同社のハイエンド機を毎回乗り換えてきた。そして新しいモデルを使うたびに「やっぱり新しいのが断然いい! もう戻れない」と思うのだが、先週書いたように、このD3はそこまでは思わなかった。この撮影のすぐ後に別件の仕事があり、D2Xを使ったものの、特に違和感も無く撮れている。

 ボディをホールドしてシャッターを切る感覚はD2Xと大差なく、日頃からAFセンター固定、WB固定、露出固定など、古典的な(?)撮り方だからほとんど新機能を必要としない。被写体的にはFXフォーマットもDXフォーマットでもどちらでも問題無い。たぶん現場ではISO400より高感度は使わないし、大型ストロボ使用時はISO100スタートの方が扱い易い……などなど。かなり偏った使い方だ。費用対効果を考えた場合、少なくとも現状はD2Xで十分との判断となる。


 ただD3にあってD2Xにない機能で、1つだけ欲しいものがある。それはAF微調整機能だ。D2Xの場合はサービスに出す必要があり、手間がかかる。ファームウェアのアップデートで対応できないのだろうか? 技術的に可能であれば、ぜひ対応していただきたいと思う。

 サブ機ということなら、今すぐにでもD300は欲しい。ここ1年内に使ったデジタル一眼レフとしては、一番インパクトがあった機種だからだ。ほかの人が使う場合はいろいろな好みがあるので何とも言えないものの、自分が使うカメラに関しては、さすがに長年いろいろな機種を触っていると、直感的に「これ好み!」と思う事があり、結果的に外したことはない。今のところこれに該当するのが、D300となる。

 色の出ない暗さの中、興味深い点が1つ。それは下ブロックの口紅の色が、妙に色っぽい赤なのだ。冒頭にも書いたが、このような環境下では全体的に青くなり、肌色も含め赤はあまり乗らない。にも関わらず、なぜかこの部分だけいい感じに赤い。D2XのMode IIIの赤と似た発色だ。もちろん、このシーンだけ特別な口紅を使っているわけではなく、全編同じ。たまたま何かの要素がツボにハマったのだろう。

 裕衣ちゃんは、先週末からblogをはじめた。下のクレジットの裕衣ちゃんの名前の部分にリンクしてあるので、興味のある人は遊びに行って欲しい。結構、気合を入れて毎日更新している様だ。(つづく)

actress 倉地裕衣MAIN CAST PRODUCTION
photographer 西川和久
ニコン D3
Ai AF Nikkor 35mm F2 D + Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D + Ai AF Nikkor 85mm F1.4 D



URL
  バックナンバー
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend_backnumber/



西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.jp/blog/

2008/02/15 00:06
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