12月号は飯田さおりちゃんとニコンD300の登場だ。さおりちゃんは、8月号のオリンパス μ790SW特別編( http://dc.watch.impress.co.jp/cda/weekend/2007/08/31/6947.html )で1回だけ登場しているが、本編では初登場だ。天気は撮影中の写真からもわかるように、かなり暗い曇天。残念ながら色が出にくくなるのでカメラとしては不利な条件となる。
D300の主な仕様は、有効画素数12.3メガピクセルのニコンDXフォーマット CMOSセンサー搭載、最大記録画素数4,288×2,848ピクセル、ISO感度200~3,200、バッテリーはEN-EL3e、記録メディアはCF、約92万画素3型低温ポリシリコンTFT液晶モニター……など。ニコンDXフォーマットのフラッグシップとして発表された気合の入ったモデルだ。筆者は同じニコンDXフォーマットでも1世代古いD2Xを主に使っているので、「フラッグシップ」と書かれるとかなり気になる存在だ。
今回使ったレンズは、自前のAi AF Nikkor 35mm F2 D、Ai AF Nikkor 50mm F1.4、Ai AF Nikkor 85mm F1.4 Dの3本。天候の都合もあり、シーンによってはF2.8未満(F1.x台)まで絞りを開けるがこと多かった。上ブロックは上段左だけ50mm、ほかは35mmを、下ブロックは上段左が50mm、上段右が35mm、中段が50mm、下段左が85mm、下段右が35mmを使用している。
カメラのセッティングは上ブロックはISO200、下ブロックは上段右だけISO200、ほかはISO400。JPEG、Large/Fine、ホワイトバランスはオートにした。ピクチャーコントロールはスタンダードに設定し、ほかのパラメータは触っていない。チェックした時にちょっと気になったのは、液晶モニターの見え方だ。D2Xもそうなのだが、明るさを-2にして自分のパソコンで見るのと同じになった。
今回は事前にチェックする時間もなく、ほぼぶっつけ本番だったのだが、撮り始めの印象は非常によかった。ファインダーの見え方やシャッター音、AFの速度や精度、液晶の反応など、どれをとっても抜群! たしかにフラッグシップと名乗るだけのことはある。唯一不満があるとすればボディ。もちろん特別バランスが悪いわけではなく、軽量というほど軽くもないのだが、実際に持つと見た目以上に軽く感じ、構えた時にイマイチ安定感がないような気がする。ただ、これは撮影者との相性なので、とりたてて問題だという話でもないだろう。
撮ったデータを見て一番驚いたのは、肌色だ。筆者はD1からずっとニコンを使っているが、少なくともJPEGでこのような肌色は1回も見たことがない。今回の光の関係なのか、彼女の肌の色のせいなのか理由はわからないものの(よい意味で)妙に肌色肌色している。ほかのシーンでも似た傾向なので、根本的に色関係の何かを変更したのだろう。
さおりちゃんは8月に湘南で1日一緒に遊びながら撮影したこともあり、今回は非常に撮りやすかった。彼女的にはスタジオでの撮影は始めてだったらしいが、良いテンポで撮影はどんどん進んでいった。(つづく)
actress 飯田さおり@スターブリッジプロモーション photographer 西川和久 ニコン D300
Ai AF Nikkor 35mm F2D + Ai AF Nikkor 50mm F1.4 + Ai AF Nikkor 85mm F1.4D
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.jp/blog/ |
2007/12/07 00:00
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