D40はよくも悪くも割り切った仕様により、コストダウンとコンパクト化を実現している。特にこのクラスを使うユーザーはAF抜きでは考えられないので、1週目で書いたようにAFを使うには、モーターをレンズに内蔵したAF-S、AF-Iレンズが必須となる。
筆者も初めは「あっそうなんだ!」程度にしか思っていなかったものの、実際にレンズのラインナップを眺めると、使えるレンズがあまりないことがわかる。今回使ったAi AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8 D (IF)のように、価格やサイズを考えずに選べばそれなりの数はあるものの、10万円を下回る価格のボディに10万円をはるかに超える価格のレンズを使うことは考えにくい。また、無理に付けると今度はボディが小さいだけに、バランスが悪くなる。
結局、セットレンズのAF-S DX ズームニッコール ED 18-55mm F3.5-5.6 G IIや、AF-S DX ズームニッコール ED 55-200mm F4-5.6 G、新発売のAF-S VR ズームニッコール ED 70-300mm F4.5-5.6 G (IF)程度しか選択肢が無いのだ。同社のWebサイトには「一眼レフの醍醐味、レンズ交換。バリエーション豊富なニッコールレンズ」と書かれているが、実際はかなり狭い範囲となる。
そう考えるとこのD40は、コンパクトカメラと本格的一眼レフカメラのブリッジ的な役割を持っているカメラのように思える。とは言え、レンズ3本でも十分に楽しめるため、上位機種へ行かないユーザーも多いだろう。もちろん上位機種ではD40に使っていたズームレンズもそのまま使えるので、無駄な投資になることは無い。激戦区になっているこのクラスは、D40の様に割り切った考え方もありだ。
ただ単焦点レンズが好きな筆者からみると、ニコンは新しくデジタル対応として出てくるレンズはズームレンズがほとんど。単焦点は昔のままだ。これらのレンズの設計は古いものが多く、需要はズームレンズより少ないかも知れないが、そろそろ各社一新して欲しいと思っている。
グラビア初挑戦の高橋聡美ちゃん。スタジオINからOUTまでたった4時間程度の時間であったが、天気にも恵まれ彼女は楽しんでいる様子だった。若干機器トラブルはあったものの何とかクリアした。そろそろ2月号の撮影をしなければ。
actress 高橋聡美@OSCARPROMOTION
photographer 西川和久 ニコン D40 Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8 D (IF)
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
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2007/01/26 00:31
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