あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。2007年1月号は、ニコン D40と高橋聡美ちゃんの登場だ。撮影は去年の年末に行なったが、この連載としては何カ月ぶりかのいい天気に恵まれ、全てのパターンを自然光で撮影できた。
ニコン D40の主な仕様は、ニコンDXフォーマット有効画素数約6.1メガピクセルのCCD搭載、最大記録画素数3,008×2,000ピクセル、ISO感度200~1600、3点測距AF、バッテリーは専用のリチウムイオンバッテリー「EN-EL9」、メディアはSDメモリーカード、約23万画素広視野角2.5型TFT液晶……など。最大の特徴は、AF駆動をレンズ内モーター方式に限定し、475gという軽量化と、D40レンズキットが店頭予想価格7万円弱とコストダウンを狙ったところだ。
ただこの仕様が今回少しひっかかった。と言うのも普段ニコン D2Xを使っている筆者の手持ちのレンズは全てAF-Sタイプではなく、このD40でAFが使えない。天気が悪かったり、照明(RIFA)を使う事を考えると、ズーム全域でF2.8を確保したかったので、Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D (IF)を同時にお借りした。
右側のオフショットを見ていただくとわかると思うが、D40の小さいボディに、この大きなレンズはかなりミスマッチ。ホールドしても重心が前に来るので、普段より疲れてしまう。また、たまたまお天気が良かった事もあり、常にF5.6前後に絞っていたので、レンズキットのAF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6 G IIでも結果的に明るさは十分だった。こればっかりは蓋を開けてみないとわからないので、事前にはどうにもならなかったのだが……。
カメラのセッティングはISO200、ホワイトバランス:昼光色、解像度はLサイズ(3,008×2,000/Fine)で撮影し、掲載サイズに縮小している。また、今回は全てポートレートモードで撮影した。
私服を撮影後、ノートPCで画像確認したところトラブルが発生。思っていた以上にピンが来ていない。これだけ明るい時は普段まずピントを外さないので、おかしいな!? と思いながら次の私服を撮りだしたのだが、チェックしたところ同様にピンが来ない。外すパターンを見ると、どうやらフォーカスロックが効いてないようなのだ。もちろんカメラの設定はAF-Cや連写にはなっていない。D40の不調なのかレンズとの相性なのか、悩んでいても時間だけが過ぎていくので、仕方なく苦手なMFに切り替えた。今回掲載分は、これに気付く前の比較的ピントが合っている(水着は一部MF)カットだけピックアップしている。
高橋聡美ちゃんは、年末恒例の「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」に出ていた女の子の1人。普段はモデル系の仕事ばかりらしく、グラビアは今回初挑戦だ。天気が良いとは言え、12月の末。気温の低い中、頑張ってくれた。撮影が進み慣れるにつれ、いろいろ表情も変わってくるのでお楽しみに。(つづく)
actress 高橋聡美@OSCARPROMOTION photographer
西川和久 ニコン D40 Ai AF-S Zoom
Nikkor ED 28-70mm F2.8D (IF) |