第3週、私服2点目はISO100、WB:昼光色、水着1点目は、ISO200/WB:昼光色。他はレンズも含め全て同じだ。
筆者はこのE-500に限らず若干アンダー目に撮影し、後でトーンカーブを使って少し明るくする手法を昔から行なっている。多少のオーバーの場合、RAWなら現像で調整可能な範囲であるが、JPEGだとそうもいかない。
もちろん若干アンダーのサジ加減はカメラとISO感度によって全て違うため、データをいろいろとらないとそのカメラに合った露出はわからない。この連載は毎回初めて使うカメラばかり。そのサジ加減を探りながら撮影している。狙ってちょうどいいアンダーになるケースや、偶然アンダーになったり、オーバーになったり……いろいろだ。
撮影した中からちょうどいいアンダー気味の写真も含めセレクト、実際にPhotoshopで触ってみると、E-500の画像はこの手法では少し赤が強くなる傾向にあるようだ。したがって気持ちトーンカーブを使って、赤を引いている。この辺は好みの問題や最終出力がディスプレイか、紙か、によっても変わるので、試行錯誤する時間は結構楽しい。デジタルカメラの場合、撮るだけなら1銭もかからないので、短期間で数多くデータを集めることも可能だ。
今回、私服の写真は少しズームを触っている。上段左25mm、上段右22mm、中段54mm、下段左24mm、下段右37mm。35mm判換算の焦点距離はそれぞれ倍になる。絞りは全てF4。レンズについては1週目と2週目にいろいろ書いたものの、あくまでも筆者の趣味。14-54mmつまり、35mm判換算28-108mm F2.8-3.5のズームレンズとして考えれば、結構コンパクトで万能に使えるズームレンズだ。一般的にフォーサーズシステムで1本目のレンズとなればこれになるのだろう。
操作性に関しては特に気になる部分はない。ボタンなどの配置バランスも良く、少し使えば何がどこにあるのかはすぐに覚える。メニューの構造も簡単だし、といって必要な機能を削っているわけでもない。なかなかいいバランスで構成されている。そう考えると、数年前まではいろいろ細かい注文もあったが、さすがにそろそろ全てのメーカーで安定した作りになってきたのだと思われる。(つづく)
actress 楠織あやの@アウラ・エージェント
photographer 西川和久 OLYMPUS E-500 ZUIKO DIGITAL 14-54mm 1:2.8-3.5
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2006/02/17 01:44
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