3週目の設定は、私服がISO100、WB:太陽光、水着がISO400/WB:タングステン。レンズは私服の右上だけ50mm F1.4、後は全て35mm F2.0を使用した。他の設定は先週書いた通りである。
私服の方は日向と日陰(左上と右下)の写真が混ざっているので、カメラは同じ条件でもずいぶん写りが違うことがわかる。また、水着の方はホワイトバランスをタングステンにしている関係色上温度が低く、若干入っている外光が青くなっている(左上と中央)。
特に後者に関しては、ロケで夕方ギリギリ日が沈む時間帯にハンディなビデオライトを主光源として撮影すると、背景が独特なブルーになりちょっと雰囲気の違う写真に仕上がる。車のヘッドライトを使っても同じ効果を得ることができる。
さて、仕事でD2Xを使っている筆者だが、D2Xの予備機としてD200は使えるだろうか。これは人によって考え方はいろいろあるだろう。ベストはD2Xを2組持つこと。バッテリなども共通なので、細々した小物を流用でき、ボディだけ1台余分に持つことになる。お金はかかるが、これが一番堅いやり方だ。
コストを抑えるという意味ではD200はもちろん、解像度的に大丈夫であればD50も選択肢に入る。筆者的には600万画素あれば十分なのでD50でもOKだ。画質に関してはもともとD1Xで問題なかったので、D200もD50でも誤差の範囲。あとは持った時のフィーリングやファインダーの見え方、シャッター音やその感触など、好みの問題となる。
D50と比較した場合、ボディを持ったりファインダーを見たり、シャッターを切った感触は明らかにD200の方が上だ。さすがに価格差だけのことはある。普段D2Xを持っていても、あまり違和感はない。もちろんD2Xと比較して小さく軽いので、長時間の撮影ならむしろD200の方が楽だろう。逆に安定感ではD2Xの方が大きくて重いだけよい。ただこれに関しては筆者は昔からEOS DCS 3cやD2000、D1やD1Xなど、ボディが大型のものを主に使っていたこともあり、勝手にそう思っているだけかも知れない。
話は変わるが、何時も作例などで使っていたガード下は、今回行ってみると少し様子が変わっていた。壁の落書きがなくなっているのだ。落書き自体はよくないことだが、上から半端に塗られて、写真的には味もそっけもない壁に……。長年愛用した撮影ポイントだっただけに少し残念である。(つづく)
actress 平石一美@ANCHOR
photographer 西川和久 Nikon D200 Ai AF 35mm F2D, 50mm F1.4D
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2005/12/16 01:11
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