私服2点目と水着2点目は、前者がISO100/WB:太陽光、後者はISO400/WB:タングステン。レンズは全て35mmだ。私服2点を撮った時間は10~11時頃。なのにもう夕日のように太陽光がだいだい色になっているのがわかる。いよいよ冬本番だ。
すでに筆者のウェブでは書いてあるが、1週目のセッティングの説明で不足の部分があったので追記すると、カラー設定:モードI、階調補正/輪郭強調/彩度設定は全てオート、色合い調整は0になっている。シャープネスに関してはPhotoshop側も一切触っていない。
エッジ強調気味なのは、シャープネスがオートで強になっているカットがあるのだろう。いずれにしてもこのクラスはプリントを前提にした絵作りをしているハズなので、標準設定はエッジが強めの可能性がある。カメラ側の設定にはシャープネスのコントロールがあるので、いろいろテストして好みを選べばよい。
またピントに関しては、11月に出たD2Xの新しいファームウェアの改善点に「オートフォーカスの性能を向上しました」とある。出荷後、約半年経っても触れる余地が残っているので、試作機ではまだまだなのだろう。また今週、別件の撮影で35mmを使ったがどうもピンが来ない。レンズの調子が悪かった可能性も考えられる。
色に関してはどちらかと言えばD100やD70s、D50の系統だ。加えてちょっとコッテリ気味だろうか!? 色乗りはよいが、D2Xとは違う。もちろんたった1日の使用なので、うまく引き出せていないと思うが、直感的にはそんな感じだ。
少し前に開発陣へのインタビューで「デジタル一眼レフの下克上」という表現があり、D2Xより絵が良かったらどうしよう……と内心ドキドキものだったが、今回使った限りではD2Xの方が好みの色でひと安心。ただ赤色に関しては、D200の方が濃い感じで好きだ。
平石一美ちゃんは、本人からの希望での撮影だ。もともとこの撮影はあまり条件がよいとは言えず、その関係で筆者のよく知っているモデル事務所を中心にキャスティングしていたが、1年も続けると他の事務所から編集部にいろいろ連絡が入るらしい。非常にありがたい話で、タイミングが合えばどんどん撮っていきたいと思っている。残念ながら水着を撮る場所の提供は今のところ連絡無し。これから当面、外では水着を撮れないので、都内で貸していただける場所があれば一報いたければ幸いである。
水着2点目は、筆者の事務所の玄関先でRIFAを使って撮影した。表通りから見ると地下1階、反対側から見ると1階という半地下にあり、ご覧のような無機質な雰囲気。また外からも見えないので少し寒さだけ我慢すれば、それなりに撮れることがわかった。場所が見つからない場合は、先月の(キヤノン EOS 5D)のパターンと、今月のパターンを織り交ぜて水着を撮影するかも知れない。(つづく)
actress 平石一美@ANCHOR
photographer 西川和久 Nikon D200 Ai AF 35mm F2D, 50mm F1.4D
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.iwh12.net/blog/ |
2005/12/09 01:18
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