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10月号【秋葉ミキ + Canon EOS 5D】第4週

~APS-Cサイズでは表現できないボケ味


 4週目のカメラの設定は、私服はISO400でレンズはEF 24-105mm F4L IS USMを、水着はISO100でレンズはEF 50mm F1.4 USMを使用した。ズームレンズの画角はそれぞれ左上82mm、右上75mm、中央47mm、左下73mm、右下24mmとなっている。私服に関しては撮り始めで液晶表示の明るさに慣れていなかったこともあり、オーバー気味。

 5Dを1日使い、フルサイズは必要か? と聞かれると答えは微妙だ。特に筆者の場合、銀塩の経験はほぼ無いに等しく、一眼レフはデジタルから。従って画角が1.x倍になるのは慣れている。また撮っている写真もこの手の写真が多いので、広角はそれほど必要としていない。イメージャのサイズがAPS-Cだから……と、仕事で困ったことは1回も無かった。

 これらの理由を踏まえて、一番の違いは2週目にも書いたがボケ方だと思う。これだけはAPS-Cサイズのイメージャにはできない芸当だ。とは言え、この点も3週目に書いたように、筆者的にはあまり重要なファクターではない。つまるところ、フルサイズのカメラがもっと安価になり、APS-Cの存在価値が薄れてきたらそれに越したことはないという程度の感想だ。


 もちろん風景など広角が使いたいユーザーやボケ味を重視するユーザーであれば、絶対フルサイズ! となるだろうし、これに反論するつもりはまったく無い。カメラも道具なのだから、適材適所でいろいろなタイプを使い分けるのがいい。逆にいろいろ選択肢がある良い時代になった。ほんの数年前までは何機種もなかったのだから。

 ISレンズについては、初代ISレンズのEF 300mm F4L IS USMを1997年のルマン24時間耐久レースで長期間使った以来のご無沙汰だ。当時、ISをONにするとファインダーから見た感じが“磨りガラス”を通しているような違和感を覚えたが、このEF 24-105mm F4L IS USMも若干(ごく僅か)そのような雰囲気がする。ただ比較対象がEF 50mm F1.4 USMという、非常に見易いレンズなので、単に気のせいかも知れない。

 さて、さすがに次号からは時期的に浜辺で水着というわけにも行かず、どこか場所を借り照明を使っての撮影に逆戻りだ。借りられる場所の関係から、同じところを二順する可能性もあるが、モデルもカメラも違うのでまた異なった雰囲気で撮れるだろう。

actress 秋葉ミキアウラ・エージェント
photographer 西川和久
Canon EOS 5D
EF 50mm F1.4 USM、EF 24-105mm F4L IS USM




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.net/blog/

2005/10/28 02:51
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