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10月号【秋葉ミキ + キヤノン EOS 5D】第1週

~夢にまで見た理想のデジタル一眼レフ


 今週から10月号スタート。秋葉ミキちゃんとフルサイズのイメージャを搭載したキヤノン EOS 5D(製品版)の登場だ。晴れればもう1回外で水着も行けると思い、(たぶん)今年最後の湘南へ行ってきた。ロケ日は運良く晴天にめぐまれ気温は30度近く。汗をかいての撮影だった。ただ筆者の初歩的な操作ミスとちょっとした問題(?)の関係で、1週目は夕方近くに撮った私服と水着の方から掲載している。


 キヤノン EOS 5Dの仕様は、有効画素数 約1,280万画素のフルサイズCMOSセンサー搭載、最大記録画素数4,368×2,912ピクセル、ISO感度 100~1600相当(1/3段ステップ)、充電式リチウムイオン電池、メディアはCFカード、約23万画素2.5型TFT液晶……などである。最大の特徴は何と言ってもイメージャにフルサイズのCMOSセンサーを搭載し、レンズの画角が35mm判銀塩フィルムと同じになることだ。更にAPS-Cサイズの同画素と比較して受光面積が広いので理論上ダイナミックレンジも広くなる。まさに夢にまで見た理想のデジタル一眼レフカメラと言えよう。

 カメラのセッティングはミドル解像度の3,168×2,112ピクセル/JPEGファイン、ISO100、WB:Dayligthで撮影し、画像はPhotoshopでトーンカーブを使いコントラスト補正、掲載サイズへ縮小した(USMはOFF)。レンズは私服左下のみEF35mm F2、他の私服はEF24-105mm F4 L IS USM(ISは常時ON)、水着は全てEF50mm F1.4 USM。マニュアル露出でF4に固定、露出はシャッタースピードでコントロールしている。


 実際にEOS 5Dを触った感想は文句無しで、さすがに完成度は非常に高い。気持ちよく撮影できる! とはいえ若干の不満もあり、これまで扱った入門機と比較すると少し重く、片手撮りが辛い、また前回液晶モニターに関して触れたが、全体的な露出がつかみ難く(表示が暗め)露出が1/3~2/3段オーバーになることが多かった。後者に関しては借りたタイミングが実質撮影日しかなかったので使い込めば問題無い範囲だとは思うものの、標準値でもう少し調整した方がいいように思う。

 撮影データを見ると私服のカットは左上:105mm(テレ端)、右上:24mm(ワイド端)、真ん中:50mm、左下:35mm(EF35mm F2)、右下:24mm(ワイド端)になっている。ワイド端に関しては少し周辺光量が落ちているような気もするが、これはこれでAPS-Cサイズのイメージャでは味わえない雰囲気で筆者的には好きである。

 さて、ミキちゃんを撮影したのは2回目。冒頭に書いたちょっとした問題(?)とは、どうやら彼女、明るい所が苦手らしく、日影に入るか、日が傾き出した頃からレフ板を使わないと眼が開きにくいのだ。ただ、せっかくの1週目なので、十分光のあたった写真から出したいと思い、いつもとは違い、撮影した順番を逆から掲載することにした。筆者の初歩的な操作ミスは来週暴露する……。(つづく)

actress 秋葉ミキアウラ・エージェント
photographer 西川和久
Canon EOS 5D
EF50mm F1.4 USM, EF35mm F2, EF24-105mm F4 L IS USM




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.iwh12.net/blog/

2005/10/07 01:27
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