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8月号【福原千織 + ニコン COOLPIX S2】編

~D2Xに似たナチュラルな発色


 8月の4週目は福原千織ちゃんとニコン「COOLPIX S2」。ロケ場所は片瀬江ノ島の右側のビーチだ。先週と同じ日に撮影したが、こちらは午前中。天気が良かった時間帯に撮ったもの。できるだけ人と被らないよう、駅から離れた場所に陣取った。

 ニコンCOOLPIX S2の仕様は、有効5.1メガピクセルの1/2.5型CCD搭載、最大記録画素数2,592×1,944ピクセル、ISO感度オート/50/100/200/400、35mm判換算約35~105mm/F3~F5.4の屈曲光学系3倍ズームEDニッコールレンズ、2.5型の11.0万画素TFTカラー液晶、専用リチウムイオン充電池(充電はクレードル経由、カメラ本体どちらでも可)、メディアはSDメモリーカード……などである。最大の特徴は、顔認識AFと生活防水機能(JIS保護等級4相当)だろう。特に後者はビーチで遊ぶときはなくてはならない機能だ。

 カメラの設定はJPEG(2,592×1,944ピクセル)/Fine、ISO50、WB:Daylightで撮影し、Photoshopでトーンカーブを使い、レイアウトに合わせて4:3から3:2の比率へトリミング、アンシャープマスクを施している。実際撮って画質面で感じたことは、発色が結構ナチュラルでD1XやD2Xと似ていること。また若干コントラストは浅め。したがって、コントラスト強調する感じで調整した。


 屈曲光学系ということもあり起動はかなり速く、レンズバリアを開けた瞬間から撮影可能になる。注目の顔認識AFは、今回オートモードで撮った関係で機能せず試していない。せっかく持っている機能なのだからメニューにAFのバリエーションとして入れてもいいのに……と、カメラを触ったところ、オートモードの場合、メニューにAFの設定自体が無かった。割り切った仕様であり、多くはシーンセレクトの各モードに最適化されている。

 露出補正に関しては、今回触った4機種の中では最もステップが多い。[MENU]、[↓]、[↓]、[→]でやっと露出補正になる。いろいろな人の意見を聞くと、このクラスを持つ人は露出補正は使わないという意見が大半を占めた。確かにそうなのだが、それにしてももうちょっと少ないステップで出来てもよさそうなものだ。バッテリーに関しては約200枚弱撮った後でも全く変化無し。

 このS2に限らず、結果的に4機種ともほぼ全てワイド端で撮ったものだけ掲載している。もちろん撮影時にはいろいろな画角を使っているのだが、どれも絵的にイマイチ。セレクトしていない。どうもこのクラス(に限らず多くのコンパクト型)は、ワイド端以外、絵に解像感が無く単に画素数の多いデータになってしまう。

 さて、8月号はこれまでとパターンを変え、全てコンパクトカメラだけで撮影した。総じての感想は「露出が固定できない」の一言に尽きる。液晶モニタ上に映って欲しい明るさのイメージは頭の中にあるのに、それがなかなか実際にはできない。AWBに関してはかなり進歩しているが、AEの方はまだまだ。特にこのクラスは先に書いたように露出補正を使わないユーザー向けなので、そのままでうまく露出が合うためにはシーン認識型AEをもっと研究して欲しい。

 9月は金曜日が5週ある関係で、第1週目は「夏の想い出」と題して、8月号に載った4人を合間合間にニコン D2Xで撮影したものを掲載する予定だ。お楽しみに!

actress 福原千織アウラ・エージェント
photographer 西川和久
Nikon COOLPIX S2




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html

2005/08/26 00:09
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