デジカメ Watch
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4月号【吉田千晃 + キヤノン EOS Kiss Digital N】第1週

~仕事に使えそうなデジタル一眼レフ入門機


 4月号はキヤノン EOS Kiss Digital N、そして吉田千晃だ。

 使用したレンズは手持ちの、EF24mm F2.8、EF35mm F2、EF50mm F1.4 USMの計3本。本体と同時にEF-SマウントのEFS 18-55mm f/3.5-5.6IIUSMも届いたが、撮影日はあいにくの天気で使えそうもなかったので、現場へは持って行かなかった。

 キヤノン EOS Kiss Digital Nは他誌のレビューで触っていたものの、その時はRAWのみで撮影したため、JPEGでの発色や癖などは未知数。また、もうすぐ4月というのに小雨がパラつく天気で暗く風も冷たい。時期的に「春!」という感じの写真にしたかったのに、冬っぽい写真になってしまい残念だ。

 この関係もあり、カメラの設定は全てISO200か400になっている。その他は、JPEG:Large/Fine、現像パラメータ1(sRGB)、ホワイトバランスは1点目の私服と2点目の水着はDaylight、1点目の水着はTungsten、2点目の私服はAWB。

 撮影中の写真を見ていただくとカメラが非常に小さいことがわかると思う。筆者の手にはちょっと小さ過ぎる感じもするが、このカメラ自体、女性もターゲットにしているので、小さくて悪いということは無いだろう。

 旧Kiss Digitalと比較して、外観の仕上げやシャッター音、いろいろな部分の速度が抜群に良くなった。また気のせいかも知れないが、JPEGで撮った絵を見ると、筆者がいつも言っているCMOSっぽさはかなり減った感じだ。更に800万画素なので明らかに解像力は向上。これでデジタル一眼レフ入門機なのだから、ちょっと驚きである。周りの眼さえ気にしなければ(笑)、十分仕事でも使えそうだ。


 今月号ではひとつ実験したことがある。撮影自体はJPEG/sRGBで行なったのだが、データはsRGBより色域の広いsYCC色空間に対応しているので、EPSONから配布されている“Adobe Photoshop用 PRINT Image Matching IIプラグイン”( http://www.i-love-epson.co.jp/products/pim/plugin_psd.htm )を使って読み込み、トーンカーブなど微調整した画像をsRGBへプロファイル変換した後、掲載している。特に肌色の発色が変わるため、興味のある人は試してみるといいだろう。雰囲気的にはAdobe RGBで撮影したのとあまり変わらない仕上がりとなる。

 この方法であれば、例えば写真データを第三者に渡す時、プロファイル変換を行なわなくてもオリジナルは普通のsRGBの発色になっているので、Adobe RGBのようにそのまま表示して色がおかしいという話にはならない。

 さて、今回渋谷にあるFRAMESに大変お世話になった。水着の撮影はもちろん、2点目の私服など、電源なども含め長時間場所を提供して頂いた。特に水着の撮影は、店がオープンする数時間前、つまり仕込みの時間帯から準備でバタバタしている中使わせてもらった。この場を借りてお礼を述べたい。スペイン坂を登った左側(PARCOの裏)にあるので、是非遊びに行って欲しい。スタッフ皆がフレンドリー。非常に楽しめる場所である。
(つづく)

actress 吉田千晃
photographer 西川和久
Canon EOS Kiss Digital N
EF24mm F2.8, EF35mm F2, EF50mm F1.4 USM
special thanks FRAMES渋谷店




西川 和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中! http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html

2005/04/01 00:52
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