新年1月号は、富士写真フイルム FinePix S3 Pro、そして福山安奈ちゃんの登場だ。FinePixのProシリーズはS1 Proの時、セブ島ロケに持って行ったり、けっこう長期間撮ったが、その後S2 Proは全く触らず、今回S3 Proを久々に1日中使ったといった感じである。
ベースになるカメラ自体はS2 Pro同様、Nikon F80であるが、仕様的にいろいろ改善され、S1 Proの時の様にF80へ無理無理デジタル部を合体させた的な雰囲気ではなく、いい意味で違うカメラになった! という印象を受けた。もちろん、ファインダーを覗いたり、シャッターを切ったりすると、やはりF80の名残は残っているものの、この価格帯のデジタル一眼レフとしては標準的な仕上がりだろう。またいつも使っているNikonのレンズがそのまま使えるのもありがたい。24mm F2.8、35mm F2.0、50mm F1.4、85mm F1.4、フル出動だ。
【お詫びと訂正】記事初出時、S1 ProがF80ベースとの記述がありましたが、F60ベースの誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。
S3 Proに一番期待したのはその発色。Kodakもそうであるが、フィルムメーカーが作るデジカメの色は独特で、コントラストが高く、発色も好ましい傾向にある。つまりレタッチで画像を触らなくても十分見栄えのする写真になっている事が多い。更に富士フイルムに関しては肌色が抜群! 実のところ、実際の肌色はこんな色では無いのだが、いかにも綺麗と思われる肌色っぽく仕上げてくるところは富士フイルムならではと言えよう。最新鋭CCD、スーパーCCDハニカムSR IIから作り出される写真はどんなものか!? 興味深々で撮影を開始!!
残念ながら撮影日は前後の日は良い天気だったにも関わらず、この日だけ曇天。「暗いので色が出ないな……」と、半ば諦め気味だったのだが、はじめの私服を撮り終え画像を確認したところビックリ! ご覧の様にとても鮮やかに肌の色もしっかり出ている。特に赤色が印象的だ。カメラのセッティングは“フィルムシュミレーション/スタジオポートレート”/JPEGを使い、解像度は600万画素相当、撮影後Photoshopでコントラストだけ少し調整した。
CCDRAWや1,200万画素モードを使わなかったのは、この連載で掲載するのは約500万画素であり、オーバークオリティと判断したからだ。必要以上の解像度で撮影するとメディア効率も悪く、場合によってはカメラ自体の反応も鈍くなる。CCDRAWも撮影のテンポを考えるとグラビア撮影には向かないと筆者は思っている。(つづく)
actress 福山安奈
photographer 西川和久 FUJIFILM FinePix S3 Pro Ai AF Nikkor 24mm F2.8D, 35mm F2D, 50mm F1.4D, 85mm F1.4D
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html |
2005/01/07 00:37
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