今回はキヤノン EOS 20D、そして「はきゅ~ん☆」でお馴染み、きこうでんみさちゃんの登場だ。
前回と違い良い天気!ポカポカの撮影日和である。黒い衣装を撮った場所は、インプレッションの連載などでもよく使う代官山の空き地。ただ何時もと同じパターンで撮っても面白くないのでご覧の様に少しテイストを変えている。
このシーンだけカメラのセッティングをAdobeRGB、シャープネス:LOW、コントラスト:LOWにしたが、これは失敗だった。液晶パネルに表示される絵だけではトーンカーブを触った後の上がりが全く想像つかず、D1Xの調子で露出を決めているとほとんど全てアンダーになってしまった。更に露出に関係なくPhotoshopでいろいろ触ってもなかなか思うような色にならない。
実は同じ傾向を同社のEOS-1D MarkIIを使った時にも感じていたのだが、どうやら20Dも同じだった様だ。もちろんこれは使いこなしの問題だと思われるのでカメラが悪い訳ではない。時間をかけていろいろデータを取れば大丈夫だろう。この関係もあって、以降、赤い服と水着2点については全てsRGBの標準セットで撮影している。
使ったレンズは、EFS 17-85mm F4-5.6 IS USMとEF 35mm F2.0の2本。外は明るいこともありEFS 17-85mm F4-5.6 IS USMのみ(ISは常時ON)、室内は暗いのでEF 35mm F2.0という感じで使い分けた。ISO感度は前者が100、後者は400。全てマニュアル露出である。
このEFS 17-85mm F4-5.6 IS USMの画角は筆者的にはちょうど良い。11月号で書いたが何時も使っている24/35/50/85mmが全て網羅されている。欲を言えばもう少しF値が明るいと文句無しだが、ISが付いているので一般的にはこちらが好まれるのだろう。
EOS 20Dは、D30、D60、10D、Kiss Digitalと、この価格帯としてはもう5世代目に相当する。カメラとしての完成度はかなりのものだ。9点AFセンサーは速く、ファインダーも見やすく、書き込み待ちは皆無、撮っててストレスは全く感じない。唯一気に入らないのは「パコパコ」なシャッター音。これは用途や好みの問題なので仕方ない部分であるが、この音では撮影にリズムが出ない。「ガッシャンガッシャン」と鳴る方がテンポが出て使い易い。(つづく)
actress きこうでんみさ
photographer 西川和久 Canon EOS 20D + EFS 17-85mm F4-5.6 IS USM + EF 35mm F2.0
special thanks BLAZE
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西川 和久 (にしかわ かずひさ)
1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、いろメロ待受@DWANGOのグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!
http://www.cfc.co.jp/knishika/index.html |
2004/12/03 00:32
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