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わずか1年でここまで進化!! ライカクアッドカメラ搭載の「HUAWEI P30 Pro」レビュー
提供:ファーウェイ・ジャパン
2019/09/17
ライカカメラとAI技術により、誰でも簡単に美しい写真が撮れるファーウェイのフラッグシップスマートフォン。ドコモから発売される最新モデルのHUAWEI P30 Proは、昨年モデルのHUAWEI P20 Proから大きく進化した。
HUAWEI P20 Proでは、ライカのトリプルレンズカメラが特徴だった。しかしHUAWEI P30 Proは、さらにレンズが増えて、なんと4つ。その名もライカクアッドカメラだ。約2,000万画素超広角カメラ、約4,000万画素広角カメラ、約800万画素望遠カメラ、ToF(深度測定)カメラの4種類になる。
ほぼ全面ディスプレイの美しい本体に4つのカメラ
外観はガラスボディによる非常に美しい仕上がり。角度によってグラデーションの雰囲気が変わり、まるで螺鈿のようだ。筆者が普段使用しているiPhone 7と比べると大きいが、決して持ちづらくなく、手のひらにフィットする。
画面は約6.5インチの有機ELディスプレイ。こちらも美しく、また視認性も高いため、HUAWEI P30 Proの魅力のひとつといえるだろう。側面のラウンドしている部分までが画面なのもユニーク。インカメラのノッチ部分も小さく、まさに全面パネルという印象だ。さらに、それを可能にしたのが画面内の指紋センサー。HUAWEI P20 Proでは画面外に指紋センサーを持っていたが、HUAWEI P30 Proでは画面内になったため、本体ギリギリまで画面となっている。一度登録してしまえば、指紋マークに指をタッチするだけで瞬時に反応する。
HUAWEI P20 Proでも本体は十分綺麗な仕上がりと思っていたが、ラウンドした側面や全面ディスプレイのHUAWEI P30 Proの美しさも、驚くほど進化している。個人的には、せっかく美しい本体なので、スマホケースに入れて隠してしまうより、できるだけそのままの状態で持ち歩きたい。
16mm~1,350mmまでカバーする「四眼」スマホカメラ
HUAWEI P20 Proの「三眼」から「四眼」になったライカクアッドカメラは、通常は27mm相当の広角レンズ。そして光学5倍の望遠撮影ができる。またハイブリッドズームにより、10倍まで画質の劣化を抑えた望遠撮影が可能だ。27~270mmあれば、ほとんどの被写体に対応できる。そして、HUAWEI P30 Proは、なんと50倍のデジタルズームまで可能になり、1,350mm相当の超望遠撮影が行える。さらに望遠だけでなく、0.6倍までの広角撮影機能も搭載。16mm相当の超広角になる。つまりHUAWEI P30 Proは、16mmから1,350mm相当までカバーするスマホなのだ。
解像度は、アスペクト比4:3では40MPと10MPの選択ができる。ただし、40MPにするとズームできず、27mm相当固定になってしまう。風景のような遠景を自動認識すると、標準(27mm相当)と広角(16mm相当)の切り替えができる場合もあるが、広角にするとカメラが自動で切り替わるために40MPではなく20MPで記録される。とはいえ、SNSやA4サイズくらいのプリントなら10MPで不満はない。なお、モードを「プロ」にするとDNG形式のRAWで記録も可能だ。
4つのカメラはどれも高精細。シャープさが感じられて、通常のカメラでも解像力を重視しているライカらしい仕上がりだ。モードによって自動で切り替わるが、画素数が変わっても、それを意識することはほとんどない。しかし、デジタルズームは10倍を超えると解像感が低下してくる。10倍以上はスポーツや野鳥など、どうしても近くに寄れない場合に活用するといいだろう。
また、50倍の1,350mm相当になると、画面内に被写体を安定させるのが大変だ。スマホ本体が少し揺れただけで画面から外れてしまう。それだけ画角が極端に狭いのだ。三脚にスマホ用のアクセサリーを使って固定させるのがおすすめだ。
進化したAIが瞬時に被写体を自動認識。明るさのバランスも自動処理
ファーウェイのお馴染みのAI技術もより進化している。AI専用プロセッサー(NPU)を2基使用した新世代SoCの「HUAWEI Kirin 980」を搭載。処理能力が向上し、AI利用時のパフォーマンスが226%、電力効率が182%向上したとのこと。処理は高速化しながら省電力を実現している。「写真」モードでAIをオンにすると、HUAWEI P30 Proが被写体を自動認識して、最適な仕上がりが得られる。
人物を検出すればポートレート、快晴の風景なら青空が表示される。花と草木、犬と猫も違いを認識する。さらに神社仏閣なら歴史的建造物、クルマに向ければ自動車を認識する。この認識能力の高さと、瞬時に認識する速さは驚きだ。また逆光や夜景では、AIが明るさのバランスを自動で処理してくれる。
色調は被写体に忠実よりも、撮影時の印象に近づける仕上がりだ。記憶色といえるだろう。そのため実際の色より鮮やかに再現される傾向が強い。SNSにアップしたときに、目を引きやすい仕上がりだ。もちろん、話題になったモノクロ機能も搭載。ライカのモノクロ専用機、ライカMモノクロームを彷彿させる、高解像力でメリハリを持った階調のモノクロ写真も楽しめる。
自然なボケ感を手軽にコントロール。初心者からエキスパートまで楽しめるスマホカメラ
レンズの明るさはF1.6。しかし、モードを「アパーチャ」や「ポートレート」にすると絞り値を選べ、F0.95まで設定できる。ToFカメラが被写体の距離を正確に測れるため、髪の毛1本1本まで不自然につぶすことない自然なボケを作ってくれる。かつてHUAWEI Mate 10 Proを使用したときは、やや不自然さを感じたものの、HUAWEI P20では劇的に自然になった。HUAWEI P30 Proはさらに自然なボケが得られる。スマホでは難しいとされている「ボケ感」がP30なら手軽にコントロール可能だ。
AIによるポートレートでは、顔を認識すると被写体の人物が動いても顔を追い続ける。試しにカメラに向かって歩いてもらったら、見事に顔を追尾した
優れた自動認識機能や絞り機能、様々なコントロールができるプロ機能は、カメラ初心者からエキスパートまで存分に楽しめるスマートフォンだ。「スマホでここまでできるのか」と驚くこと間違いない。
しかも約4,100mAhの大容量バッテリーを内蔵し、一日中撮影してもバッテリー残量を気にすることはなかった。防塵・防滴構造なので、雨の中でも撮影できるのも嬉しい。いつでも持ち歩ける日常の目として、また本格的なカメラを使った撮影のサブとしてなど、HUAWEI P30 Proを手にすれば写真ライフが一層広がるはずだ。