特別企画
ライブビュー時代の撮り方講座:花火を撮る
2011年8月10日 12:08
いよいよ夏本番! 花火の季節がやってきました。夏の暑い夜を彩る大輪の花火には誰もが感動し、そして写真に残したくなる超人気の被写体のひとつですが、その花火の撮り方は少し独特なものです。
そんな花火の基本的な撮影方法から、撮影時の注意点や応用テクニックなどを、デジタルカメラのライブビュー機能を活用した便利なテクニックも合わせて紹介していきます。
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花火撮影とは
花火は、夜の闇に打ち上がる一瞬の閃光です。つまり暗闇から一瞬にして花火が開き、その大きさや明るさが変わってしまうため、通常使用する撮影モード(P、AまたはAv、SまたはTvなど)のAE撮影では、シャッターボタンを半押ししたときの露出と、シャッターボタンを押し込んでシャッターを切るときの露出が変わってしまうため、きれいな明るさで撮ることはできません。
また、ピント合わせも暗闇ではAFが合いませんし、花火が開けばAFでのピント合わせも可能ですが、それからシャッターを切っても花火は消えてしまいます。
そのためカメラの設定は、まず撮影モードをM(マニュアル)モードやバルブ(B/BULB)に設定し、ピントもMF(マニュアルフォーカス)。露出もピントも「オール手動撮影」が花火撮影の基本になります。そのためカメラは三脚で固定して撮影するのが、花火をきれいに写すための必須条件なのです。
花火撮影の基本的な考え方としては、花火を一瞬の閃光として捉えるのではなく、花火が打ち上がって消えるまでの時間の経過を“光の軌跡”として写すということになります。
花火撮影はポジション取りから始まる
花火の写真は、基本的に花火が見えればどこでも撮影することは可能ですが、きれいに撮るために重要なのは、まず場所選びです。いちばん花火を間近で見ることができる花火大会の会場は大勢の人でごった返すので、その中でもできるだけ人混みを避けて、会場や花火全体を見渡せる場所を探すことをオススメします。
多くの花火大会は河川敷などで打ち上げられますが、撮影場所としては会場の河川敷の平坦な場所よりも、土手の斜面に陣取る方が何かと都合がいいでしょう。打ち上げ場所に近い平坦な場所では地面に座っての撮影になりますが、その場合はかなり見上げた角度での撮影になることや、カメラの前にいる人が立ってしまったり、歩いてフレーム内に入ってきてしまったりという危険性が高まります。また、そういった人を避けようと三脚を伸ばして立って撮影すると、後ろで座って見ている人の邪魔になってしまいます。
そのため、まず背後で花火を見ている人の邪魔にならず、さらに周囲の人がフレーム内に入ってこない場所というのがポイントになるわけですが、土手の斜面ならその心配もかなりの確率で回避できます。
土手の上の道路は通路になっていることが多く、通行の邪魔になるため立ち止まったり三脚を立てたりすることはできませんが、観覧場所になっている土手に一歩入って斜面の一番上に座って三脚をセットすれば、カメラの前に座る人や人の往来も邪魔になりません。また会場全体を見下ろすことができ、状況判断などもしやすくなります。
さらに土手の一番上の部分で背後に看板や杭などが立っていると、観客も背後の至近距離に来ないためより撮影に集中することができます。可動式液晶モニターを装備したカメラなら、アングルに関わらず楽な姿勢でモニターを見ることができるので上手に活用しましょう。
花火が見えて視界を遮るものがなければ、多少離れている場所のほうがより安心して撮影に集中できるでしょう。花火大会当日の打ち上げ直前では、撮影場所を探したり、落ち着いてカメラをセットすることもできないので、早めに準備することをオススメします。現場では周囲に気を配りながら撮影を楽しみましょう。
・会場から離れた場所で撮影した例
三脚とケーブルレリーズは必須アイテム
花火撮影で用意する基本的な機材としては、まずバルブ(B/BULB)撮影ができるカメラボディが必要です。これは後で詳しく解説しますが、自分のイメージ通りに花火を撮影するためにはバルブ撮影が必須になるためです。
もしバルブ撮影ができないカメラでも、シャッターを最低でも10秒程度まで開けることができるカメラなら花火を撮ることは可能です。また、カメラが一眼レフカメラではなくコンパクトデジカメでも、シーンモードに「花火」や「打ち上げ花火」があれば花火を撮ることができます。
なお「長秒撮影時のノイスリダクション」がオンになっていると、撮影ごとにシャッターを開けていた時間と同等の処理時間がかかってしまうため、選べる場合は予め「オフ」にしておきましょう。
次にレンズです。これは撮影場所や意図する画面構成にもよりますが、広角から望遠の画角をカバーできるレンズ(ダブルズームキットなど)を用意しておくといいでしょう。花火撮影では撮影時に絞りを絞り込んで撮影するため、開放絞りが暗いレンズでも構いません。
カメラとレンズ以外では、長秒撮影となるため三脚とケーブルレリーズ(電子リモートスイッチ)が必須アイテムです。特に三脚は、カメラに使用レンズを装着したときにカメラがグラつかず、しっかりとバランスがとれるクラスのものを用意しましょう。コンパクトデジカメの「花火」モードでも三脚は必要です。
花火はプログラムに沿ってドンドン打ち上がり、待ってはくれません。カメラの設定変更をしている余裕はないので、最低限の設定だけ行なっておき、撮影後のRAW現像時にホワイトバランス、コントラスト、ノイズリダクションなどを仕上げるようにすると、シャッターチャンスを逃しにくくできます。
・1枚のRAWデータを異なるホワイトバランスで現像した例
共通設定:EOS Kiss X5 / EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II / 約11.5〜11.9MB / 3,456×5,184 / 15秒 / F16 / 0EV / ISO100 / 18mm
限られた時間の中でたくさんシャッターを切り、さらにRAWデータで撮影することも考慮すると、記録メディアはなるべく大容量のモノを用意しておくのが安心です。
構図を考える
撮影場所にカメラをセットするときは、画面構成を考えることも重要です。会場で撮影する場合、レンズの広角側でカメラを横位置にセットすると、花火と一緒に会場の様子や周囲の風景なども画面に入れることができ、花火会場の全景を捉えることができます。また打ち上げ場所がワイドに展開していて、正面から広がりがある雰囲気で撮りたい場合にも横位置がよいでしょう。
周囲の雰囲気よりも花火そのものを画面いっぱいに撮りたい場合や、花火が打ち上がる高さを強調したい場合は、カメラを縦位置にすると画面の中に無駄な空間が少なくなり、花火が大きく迫力のある写真を撮ることができます。
さらに迫力のある花火写真を撮影するには、レンズの望遠側を使い、花火が開いた部分をアップで画面いっぱいに撮影することです。こうすると色とりどりの花火の軌跡だけで画面を構成することができ、迫力満点の写真になります。
花火の打ち上げ場所は河川や湖畔、海上など水辺が多いので、撮影場所しだいでは水面に反射する花火を画面に入れ、華やかさをボリュームアップすることもできるでしょう。
花火大会は演目や進行によって打ち上げ場所、花火の種類、打ち上がる高さなどが変わるので、花火が画面にしっかり入っているか確認しながら、カメラの縦横だけでなく、カメラを向ける方向やレンズの画角なども微調整しながらたくさん撮影してみましょう。
水平出しに便利なデジタル水準器
構図を決める上で、まず画面に花火を確実に入れることは最大のポイントですが、他にも重要なポイントがあります。それはカメラの水平垂直をしっかりと合わせてセットすることです。画面が傾いていると落ち着かない印象になってしまうので注意しましょう。
まず三脚を設置する際に気をつけなければいけないのは、どんな場所でもセンターポールが斜めに傾かないよう設置すること。斜面に設置する際は、センターポールができるだけ垂直になるように3本の脚の長さを調整するのがポイントです。その上で、カメラを取り付け画面構成をする際も、カメラの水平垂直を合わせ、画面が傾かないように気をつけます。
最近のカメラには電子水準器を内蔵しているものもありますし、無い場合はアクセサリーシューに装着可能な外付けタイプの水準器などを活用すると便利です。さらに可動式液晶モニターを装備したカメラなら、どんな撮影ポジションでも画面が見やすく楽な姿勢で撮影しやすくなります。
露光時間は現場で調整
花火を撮影する上でいちばん重要なのは、誰しもが悩む露出の決め方でしょう。先に説明したとおり、花火は暗闇に突然光る閃光なのでオートでは露出を測ることができません。また次にどんな種類で、どんな大きさの花火が、どのタイミングで打ち上がるかといった順番や演目の予測もできないため、かなり偶然性を伴った撮影といえます。
偶然性が伴うという意味では、露出に限らず構図でも同じ事がいえますが、露出の場合おおよその露出値を基にして、撮影者の感や判断で撮影することになります。
まずおおよその露出の基準としては、ISO感度100で絞りF11〜16くらいを目安にし、露光時間は4〜10秒くらいを基準にします。コンパクトデジカメのシーンモードも絞りを絞り込んで数秒間開ける設定になっているので、原理は一緒です。光は遠く離れるほど暗くなってしまうので、撮影場所が遠いときは絞りを開けるか、感度を上げるかで調整しなければならない場合もあります。
その基準になる露出値を撮影モードのMモードで撮影しても花火を撮ることはできますが、シャッターが開いてから閉じるまでの間に花火が打ち上がらないと暗い写真(露出アンダー)になり、逆に多く打ち上がりすぎると明るすぎる写真(露出オーバー)になってしまいます。そのためシャッターをバルブにして、撮影者が任意でシャッターを開け閉めして調整する撮影方法が最も適しているのです。
シャッターを開け閉めするタイミングは、花火が打ち上がる前に開け、花火を見ながらいくつかの花火が画面に写った(入った)と思ったところで閉じるという感覚的な撮影になります。露出の決め手は、シャッターを開けている時間よりも写っている花火の数になります。欲張って多く入れすぎてしまうと、花火が画面上で同じ場所にいくつも重なり露出オーバーになってしまいます。
花火の色によっても明るさが異なります。また、最近の花火は種類もさまざまで明るい花火が多いのも特徴です。白っぽくて明るい花火や幅の広い光跡の花火はかなり明るいので、露出オーバーになりやすく注意が必要です。
ライブビューが活きるピント合わせ
花火は基本的に無限遠で撮影します。レンズの広角側では絞り込むことでパンフォーカスになるためあまりピント位置に神経質になることもありませんが、必ずしも広角側で撮影するわけではありませんし、しっかりとピントを合わせていないと気分的にも落ち着きません。
とはいえ暗闇ではAFが使えませんし、打ち上がる花火でピントを合わせることは可能ですが、みすみすシャッターチャンスを逃してしまうことにもなります。明るいうちからカメラをセッティングした場合なら花火の打ち上げ場所や遠景にあらかじめAFでピントを合わせておき、MFに切り替えてピントを固定しておくことも可能ですが、ズームの焦点距離を変えたりレンズを交換した際には、再度ピント合わせを行なう必要があります。
そこで確実なピント合わせに便利なのが、ライブビューでのピント合わせです。暗いところでもライブビュー画面では拡大表示することでピントがわかりやすく、狙った位置に合わせることができます。
ピント合わせの手順としては、まずフォーカスモードをMFに切り替えます。次にライブビュー画面で花火の打ち上げ場所、もしくは打ち上げ場所の背後にある街灯や夜景などの点光源を拡大してMFでピントを合わせます。ピントが合ったら不用意にピントリングは触らないようにするだけ。インナーフォーカス方式のレンズならピントリング部分をテープなどで止めておくのも良いでしょう。
ただし、ズームを操作した場合は、微妙にピントがずれてしまうことがあるので、その都度必ずピントを確認して撮影することを心がけましょう。
三脚使用時もカメラブレに注意
長秒撮影や長時間露光ではカメラブレにも注意が必要です。ブレはピントと同様、写真が不鮮明になる原因なので注意しましょう。花火撮影は長時間露光になるので、カメラを手持ちで撮影するとブレてしまいます。そのため撮影は三脚を使用してカメラを固定しますが、それでも誤った撮影方法ではブレてしまいます。
まず使用する三脚がカメラのボディ+レンズの重さやバランスに耐えるものか確認しましょう。三脚自体が軽すぎる三脚や小型の三脚では、カメラが安定せずにブレの原因になってしまいます。ボディやレンズが重いほど、またレンズが望遠になるほど、しっかりした三脚を用意しましょう。カメラを向けて画面を決めたら、三脚各所の締め付けネジをしっかりと締めます。締め付けが緩んでいるとそれもブレの原因になります。
また、バルブでの長時間露光なので、直接シャッターボタンを押すと振動でぶれてしまいます。シャッターの開け閉めをカメラに直接触れず行なうことができるレリーズ(電子リモートスイッチ)は必須アイテムです。三脚を使用する撮影では、カメラやレンズの手ブレ補正機能はオフにし、露光中はカメラや三脚などに不用意に触れないように注意します。露光中にカメラや三脚などを手で支えたり触れたりすると振動が伝わり、これもブレの原因になるので注意しましょう。
煙の流れに気を配る
カメラ操作や撮影上の注意点以外ということでは直接関係することではありませんが、花火には煙がつきもの。その煙が影響して花火が不鮮明に写ってしまう場合があるので状況を確認しながら撮影しましょう。煙が多く出る要因はいくつかありますが、まず当日の風向きをみながら撮影ポジションを風上にすると、煙が写真に影響するのを防ぎやすくなります。
しかし当日の天候や湿度にもより、また花火の種類にもより、さらに何発も連発で打ち上がると煙が多くなってしまいます。私の経験上、小雨交じりや湿度が高いときなどは、花火の煙が多く出るようです。
また短時間で連発するスターマインは、同じような場所に花火が上がるため、煙が留まりやすく、煙の中に花火が次々に打ち上がっていくような感じにもなってしまいます。煙が多くなると花火を不鮮明にするばかりではなく、煙の白さで露出オーバーにもなってしまいますので注意してみましょう。
水滴にも要注意
多くの花火大会は夏の期間中に開催されますが、夏は大気の状態が不安定になりやすく突然の夕立(最近ではゲリラ豪雨なども)もあります。花火の途中で雨が降ってきても小雨なら続行する場合がありますが、その際に注意しなければいけないのがカメラやレンズに雨をあてないようにすること。
特にレンズに水滴がついたままで撮影してしまうと、撮影画像が部分的にじんでしまい写真を台無しにしてしまいます。またカメラが雨で濡れると故障の原因にもなるので機材を濡らさないように気をつけましょう。雨が止み、撮影を再開する際は、レンズの前玉に水滴がついていないなどを確認し、もし水滴や跡がなど付いていたら、きれいに拭き取りましょう。
“うちわ”を使ってひと工夫
これまでは解説してきたのは、花火撮影でも基本的なことですが、ここからはよりきれいな花火写真を撮るためのテクニックを解説していきましょう。
花火の撮影はバルブでの撮影で、自分でタイミングをみながらシャッターを開け閉めすることは解説しましたが、その方法を若干進化させた撮影方法が黒い紙やうちわなどを使い写したい花火だけを画面に入れる方法です。手動で行なう多重露光ともいえる撮影テクニックになります。
その方法は、レンズが隠れる黒い紙を用意し、撮影はバルブでレリーズをロックし、シャッターを開けっ放しにします。露光中に花火が打ち上がらないときや、写したくない花火が上がっているときはレンズの前を黒い紙で軽く覆います。
こうするとレンズに入ってくる光を黒い紙が遮るため、レンズキャップをしたときと同じ状態ができます。ポイントは、撮影場所の周囲が暗い状態で黒い紙を使うことです。周囲が明るいと、かざした黒い紙に光が反射し、画面に余計な光が入ってしまうので注意しましょう。
花火の種類や色の違い、高さの違いなど、画面をボリュームアップしたい場合は、花火を見ながらレンズ前の黒い紙をかざし、開け閉めしながら写し込む花火を調整してみましょう。
黒い紙はうちわなどに貼って板状に加工しておくとかざしやすくなります。黒い紙(板)をレンズにかざす際はレンズに強くあてたり、ぶつけたりするとぶれてしまうので注意しましょう。
光の演出に挑戦!
これまで解説した方法は、花火をきれいに撮影するための基本的な方法ですが、最後にちょっとした工夫で花火をファンタジックに演出できるちょっと変わったテクニックがあるので紹介しましょう。この方法もバルブを使ったテクニックで、露光中にピントをずらして撮影する方法です。
まず、あらかじめ花火が打ち上がり開く場所にカメラを向けておきます。次に思いっきりビントをずらしてボケボケにします。そして花火が上がり開くタイミングでシャッターを開きます。もう片方の手でレンズのピントリングを一気に無限遠方向に回転させ、無限遠で止まるか止まらないかの頃合いでレリーズのボタンを放し、シャッターを閉じます。
つまり、始めはぼけて太い光跡が、画面の中で動いている間に、ピントが徐々に合って細くシャープになっていく状況が写るため、先細った光跡の不思議な雰囲気で写すことができます。
この撮影では、カメラを向ける方向と花火の位置、シャッターを開けるタイミングとピントリングを回し始めるタイミング、回転の速さとシャッターを閉めるタイミングの兼ね合いになります。感覚をつかんで慣れるまではちょっと難しいテクニックですが、花火の全景でもアップでも雰囲気のおもしろい写真が撮れますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
露光中にピントリングを回すので、三脚はぐらつかないようにしっかりと固定し、カメラも動かないようにセットすること。ピントリングの操作は躊躇せずに一気に、そして滑らかに回転させることに注意してみましょう。
まとめ
さて、花火の撮影について基本的な撮影テクニックから応用編まで解説してきましたが、撮影のコツがつかめると、難しく思われる花火の撮影も、実はあまり敷居の高いものではありません。
基本は、しっかりした三脚を用意し、ピントを合わせ、ISO100・F11くらいにセットし、ケーブルレリーズを使用してバルブ撮影をするだけなのです。
機材的なことでいうと、三脚でピントを固定しての撮影になるため、基本的に最近の一眼レフカメラやミラーレスカメラであればほとんどの機種でもライブビュー撮影が可能なので問題ありませんが、欲を言うと可動式液晶モニターのカメラが便利なのでオススメです。
そういう意味では、露出の設定や機材も重要ですが、撮影場所探しも重要だといえます。花火に興奮しすぎず、周囲に気を配りながら撮影に集中できるような環境づくりをしましょう。
というわけで、みなさん是非この夏は花火撮影に出かけてみましょう! ここまで読んだ方はきっと、素敵な花火写真が撮れるはずですよ。