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富士フイルム「X-T50」「X-S20」にフォーカスリングの角度調整が追加
RAWでBKT撮影時の画像表示異常も修正
2025年6月2日 11:40
富士フイルムは5月29日(木)、ミラーレスカメラ「X-T50」と「X-S20」の最新ファームウエアを公開した。バージョンはX-T50が1.20、X-S20は3.20。
共通の更新内容は、交換レンズ「XF16-55mmF2.8 R LM WR II」との組み合わせにおいて、動画撮影時の露出追従性能が向上したこと。動画モードでマニュアル撮影、ISO感度固定の条件下で絞り動作時の露出変化がよりスムーズになる。
新機能として、フォーカスリング操作の「リニア」設定に角度調整機能が追加された。XF・XCシリーズの単焦点レンズおよびズームレンズに対応するが、距離指標付きの一部レンズは対象外となっている。
また、ISOブラケティング、フィルムシミュレーションBKT、ホワイトバランスBKTで撮影したRAWファイルを現像処理した際に画像表示が異常になる事象も修正された。
「X-S20」では上記の内容に加え、特定のSDカード使用時に発生していた2つの問題が解決された。電源レバーをオンにしても電源が入らない現象と、撮影後に「記録できませんでした」エラーが発生する現象が修正されている。