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写真で見る「Nikon 1 J3」「Nikon 1 S1」
(2013/1/25 00:00)
ニコンが2月に発売するレンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1 J3」および「Nikon 1 S1」と、3月に発売するNikon 1マウントの広角ズームレンズ「1 NIKKOR VR 6.7-13mm F3.5-5.6」をお借りできたため、外観写真を中心にお届けする。
Nikon 1 J3
EVF搭載のNikon 1 Vシリーズに対し、シンプル志向のEVF非搭載モデル。連続撮影可能枚数に関わるバッファ容量を除けば、2012年11月に発売されたNikon 1 V2とほぼ同等の撮影性能を持つという。ボディカラーは掲載したレッド以外に、ホワイト、ブラック、シルバー、ベージュを用意する。
店頭予想価格はボディ単体が7万円前後、「1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6」の付属する標準ズームキットが8万円前後、「1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6」の付属する小型10倍ズームキットが10万円前後の見込み。
一見Nikon 1 V2からEVFを省いただけのように思われがちだが、上面のモードダイヤルから異なるコンセプトのモデルであることが一目瞭然だ。Nikon 1 V2ではP/A/S/Mの露出モードに加え、Nikon 1の特徴である特殊撮影モード(ベストモーメントキャプチャー、モーションスナップショット、アドバンスト動画)をダイヤル上に配した。
一方、Nikon 1 J3はオートモード、クリエイティブ撮影モード、特殊撮影モードをダイヤル上に並べている。P/A/S/Mはクリエイティブ撮影(カメラにCのマーク)の1モードとして、シーンモードなどと同様にサブメニューから呼び出す。
P/A/S/Mの露出モードに慣れていて、それらを状況ごとに使い分けるユーザーであればNikon 1 V2のほうが撮影は快適だろう。逆に、オート機能に任せたスナップ撮影とNikon 1らしい特殊撮影モードを気軽に楽しむという使い方であれば、Nikon 1 J3のコンパクトさが魅力的だ。Nikon 1というカメラに求める働きによって選びたい。
Nikon 1 S1
コンパクトデジカメからのステップアップ層など、ミラーレス入門者向けとするローエンドモデル。カラーは掲載したピンクのほかに、ホワイト、ブラック、カーキ、レッドを用意する。
店頭予想価格はボディ単体が5万5,000円前後、「1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6」の付属する標準ズームキットが6万5,000円前後、標準ズームキットに「1 NIKKOR VR 30-110mm F3.8-5.6」の付属するダブルズームキットが8万円前後の見込み。
本体上面のモードダイヤルを省略し、Nikon 1 J3のモードダイヤルに相当する操作はメニュー画面から行なう。15コマ/秒のAF追従連写のほか、位相差AFとコントラストAFを使い分ける「アドバンストハイブリッドAF」、高速撮影からベストショットを選ぶ「ベストモーメントキャプチャー」、静止画のレリーズ前後をスロー動画で演出する「モーションスナップショット」といったNikon 1らしい機能を上位モデルと同様に搭載している。
Nikon 1 J3と同様、ポップアップ式の内蔵ストロボを備え、ワイヤレスモバイルアダプター「WU-1b」を用いたスマホ画像転送やリモートライブビュー撮影も可能だ。