ユーエヌ「ショットブロー」

ユニークなノズルを備えたブロアー

ショットブロー プロMセレクト

 カメラの清掃用具でメジャーなものといえば、個人的に真っ先に思いつくのがブロアーだ。特にデジタル一眼レフカメラが一般化した近年は、撮像素子につくホコリを吹き飛ばすアイテムとして、さらに存在感が増した感がある。そのためか大型量販店では、かなりの種類の商品を確認できるようになった。しかし製品の特性上、形や機能は基本的に同じ。どれを選べばいいのか、店頭で途方に暮れた人も多いのではないだろうか。

 そんなブロアー界に、ちょっと個性的な新製品が登場した。ユーエヌが6月に発売した「ショットブロー」は、通常より思いっきり短いノズルが特徴だ。

 ラインナップは、「ショットブロー スーパーグリーン」(実勢価格3,000円前後)、「ショットブロー プロMセレクト」(同2,980円前後)、「ショットブロー」(同1,200円前後)。今回は「プロMセレクト」を中心に試用してみた。

 短いノズルのメリットといえば、まず収納性に優れることだろう。ブロアーを撮影旅行に持参する人は多いと思うが、突き出たノズルは、カメラバックの中で意外と邪魔になるもの。ブロアー玉からノズルを取り外せる製品もあるが、今度はノズルをなくす心配があったり、清掃中に外れてレンズや撮像素子を直撃しないか不安に駆られることもあるだろう。

ノズルの短さに注目ノズルがブレないので使いやすい

 ノズルのブレが少なく、効率の良いブローが可能なのも特徴だ。つまり空気をまっすぐ噴射でき、狙ったホコリを吹き飛ばしやすい。この効果が使ってみて一番分かりやすく、長時間の清掃作業でも疲れが少ないように感じた。

 ノズルとは別に、プロMセレクトの絶妙な握り具合にも感心した。表面の質感、ゴムの反発力、滑り止めを考慮した縦のラインなど、いくつかの要素があいまって、実に心地よい握り具合になっている。黒字にピンクのラインはデザイン的にどぎつく感じるが、手元から転がっても部屋の中で視認しやすいメリットは大きい。

 もう一方のショットブローは、従来からある「ジャパンブロー」の短ノズル版。赤(UN-1317)、黒(UN-1318)、黄(UN-1319)の3色をラインナップし、ゴム素材はジャパンブローと同じく日本製。プロMセレクトより小振りで持ち運びやすいので、カメラバッグに常備させるのにも向いてるだろう。自宅ではプロMセレクト、外ではショットブローという使い分けも考えられそうだ。

弟分の「ショットブロー」。カラーバリエーションは3色ショットブロー(左)とショットブロー プロMセレクト(右)

※今回の記事で使用したショットブロー4点をプレゼントします。応募はこちらのフォームから。応募の締切は7月17日12時とさせていただきます。

【2009年7月17日】応募を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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(本誌:折本幸治)

2009/7/9 12:49