フォトアプリガイド

美味カメラ(Android)

料理の写真をおいしそうに自動補正

 FacebookやTwitterなどを見ていると、テキストだけでなく写真が添付されていることが多い。むしろ写真がメインであることのほうが多いくらいだ。

 その中でも特に目立つのが「料理」に準ずる写真。料理専用のSNSが登場するなど、スマートフォンにおける写真ジャンルとしては、もっとも活発なのではないだろうか。そこで今回は、料理にフォーカスした写真アプリ「美味カメラ」を紹介する。

 試用したのはバージョン1.0.5。5月10日現在、115円でダウンロードできる。

「美味カメラ」は画像補正アプリであり、自動補正しか対応していない。その分、操作はとてもシンプルで初心者でも安心して利用できるというメリットがある。

 まず、アプリを起動すると「写真を撮影」「フォトアルバム」という2つの項目が表示されるので、利用する項目をタップする。この時、すでに撮影してある画像データを利用する場合は「フォトアルバム」を、これから撮影する場合は「写真を撮影」を選ぶとよい。「写真を撮影」をタップすると、カメラアプリが起動して撮影モードへと切り替わる。

「美味カメラ」を起動したところ。「写真を撮影」か「フォトアルバム」のどちらかをタップしよう

 写真の準備・選択が終わると、メニューの選択画面となる。これが本アプリの“キモ”だ。選択した写真に合わせて「Meat」「Fish」「Egg」「Vegetable」「Noodle&Pasta」「Rice&Bread」「Sweets」「Drink」「etc...」という9つのアイコンをタップする。操作はこれだけだ。基本的に「Meat」ならば「赤」、「Drink」なら「青」といったように、アイコンの色に合わせた色味をやや持ち上げ気味に補正するようである。また、その際シャープネスや暗所処理なども行なわれるようだ。

 メインとなる食材がいまいちつかめない場合は、「etc...」を選ぶことで標準的な自動補正がかけられる。

 食材イメージをタップして選択すると、処理が行われる。結果を確認しよう。

用意されているのは8つの食材イメージと「etc...」の9種類。選ぶのが面倒であれば「おまかせ」を使おう
料理カメラアプリらしく、処理中は“調理中”となる。こんなところにもこだわりが……
補正結果に満足したら「保存」をタップ

 本アプリを使っていて便利だったのが、補正前の画像と見比べられる「調理前(後)を見る」機能だ。ワンタップで補正前後の写真を切り替えられので、補正効果の掛かり具合を素早くチェックできるのはうれしい。

 また、メニュー画面の右下にある「おまかせ」をタップすると、補正内容(食材イメージ)が自動判別される。わかりにくければ「おまかせ」を利用するとよいだろう。

「調理前を見る」をタップすることで調理(補正)前の画像データを確認できる
ビーフシチューの写真をキレイにしたい! が、どの食材イメージを選べばいいのかわからない。そんな時は「おまかせ」をタップ

 “料理”はSNS投稿写真において、男女問わず人気のジャンルだ。毎日食べる“料理”だからこそ手軽であり、初心者でも安心して利用できる本アプリの価値は高いのではないだろうか。

 欲をいえば、補正後の画像データをFacebookやTwitterなどに直接アップロードする機能が欲しいところだが、とりあえず手軽に補正できるアプリとして導入しておくのもよいだろう。