写真展告知

コムロミホ写真展:猫のよう

Roonee 247 fine artsでは、写真家のコムロミホ氏による写真展「猫のよう」を4月2日(火)から開催する。

しまなみ海道から尾道にかけての情景に魅了され、3年間通い続けたという同氏による写真展。

島々の美しい風景や、おせっかいなほどに優しい瀬戸内の人々、そこに伸び伸びと生活する猫の姿を硬質なモノクロで表現した作品を展示する。

使用機材は、ライカM11にアポ・ズミクロン35mmと50mm。プリントは、アトリエマツダイラによるピエゾグラフィーを使用した。

しまなみ海道がつなぐ島々は美しく、青のグラデーションがどこまでも続いていく海道を抜けて、尾道へと辿り着いた

道中さまざまな人に出会った
瀬戸内には、おせっかいなほど親切な人がたくさんいる
島一周案内してくれたり、家でお茶をご馳走になったり、一緒にお酒を飲んだり
旅人である私を心から歓迎してくれた
その何気ない会話に、人の暖かさを感じながらシャッターを切った

そして、尾道の「猫の細道」に住む猫たちは
通りすがりの人たちに声をかけてもらい、撫でてもらい、とても幸せそうに暮らしている
その猫たちと、瀬戸内を旅する私を重ねて1つの作品にまとめることにした

尾道の坂の町を歩いていると、いろんな感情が湧いてきた
訪れる度に迎え入れてくれる人の温かさを感じる一方で
古家が自然へと移り変わっていく儚さに、人生の移り変わりを感じるようになった

変わらないように見えても変化し続ける日々
その一瞬を大切にしたいからこそ、シャッターを切っていきたい

作者コメント

会場

Roonee 247 fine arts

開催期間

2024年4月2日(火)~4月14日(日)

開催時間

12時00分~19時00分(最終日は16時00分まで)

休廊

月曜日

作者プロフィール

福島県出身。
スタイリストになることを夢見て、文化服装学院でファッションを学ぶ。
撮影現場に携わっている中、カメラに興味を持ち始める。
その後、カメラアシスタントを経て、現在は広告や雑誌で撮影。カメラに関する記事の執筆や講師も行う。
またライフワークでさまざまな街へ旅しながら、ストリートスナップを撮り歩いている。そして、2020年にはカメラや写真が好きな人が集まるスペースとして、写真集専門の本屋兼ギャラリー「MONO GRAPHY Camera & Art」を東京都中央区日本橋小伝馬町にオープン。