写真展告知

エドワード・レビンソン写真展:Spots of Light −東京−

写真家エドワード・レビンソンが、デジタルカメラボディーにピンホールを取り付け、撮影した東京。

写真展情報

今回の「Spots of Light −東京−」シリーズは、ハイブリッド・アプローチで撮影した。使用したカメラにはレンズがなく、自分の目がレンズの役目となっている。デジタルカメラのボディーにピンホールを取り付け、高感度のISOを使用するフレクシビリティーによって、フィルムで撮るより幅広い被写体の撮影が可能になる。

私が被写体として関心を持ったのは、私を惹きつけるように輝き、そして闇をもつ場所(Spot)であった。それぞれの写真にはメッセージがある。自然はその面(おもて)に苦悩を表し、人間の留意と尊重を得ようとしている。通信機器の世界に閉じ込められた人々を注視すると寂しげで、悲しみが襲ってくる。日本の精神的伝統や、旧い東京のノスタルジックな断片に遭遇すると、都市開発への熱狂に疑問が起こる。

これらの光と影が私のコンテンツとなり、作品群を生み出させたのである。この課題がスポットライトに輝くことを望んでいる。

出展作品数:モノクロ−ム 約60点

写真展情報

会場

オリンパスギャラリー東京
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

2019年11月15日(金)~11月20日(水)

開催時間

11時00分~19時00分

休館

木曜日

作者プロフィール

1953年米国生まれ。バージニア州立コモンウェルス大学で写真を学ぶ。1979 年来日。写真展開催日本国内、欧米各地で多数。

写真集
『タイムスケープス・ジャパン』(日本カメラ社。アワード受賞)、『Spots of Light −東京−』、『Mind Games マインド・ゲーム』、『Silhouette Stories シルエットストーリー』、『Moments in the Light きらめきのなかに』。

日本語著書エッセイ
『Balloon on Fire 燃える風船』(フォト・句集)、『エドさんのピンホール写真教室』、その他多数の書籍と新聞・雑誌に写真と記事を寄稿。
ピンホール・カメラ制作の短編映画『東京ストーリー』(2014年)が6件の国際映画コンペに入選。現在続編の数作品を制作中。千葉県鴨川市の自宅/スタジオに個人ギャラリーを併設。日本写真協会会員、日本ペンクラブ会員。