写真展告知

正木万博写真展:Viva Musica!

オーケストラや吹奏楽のステージで使われる管楽器、弦楽器、打楽器、そしてピアノを取り上げ、楽器の一部分や奏者の指先、一瞬の表情などをクローズアップすることでそれぞれの楽器が持つ視覚的な美しさと奏者の繊細な音楽表現を感じていただければと考えました。

舞台側から撮影することで楽器と奏者の指がシンプルな黒バックの中に浮かび上がるように見える作品が多く有りますが、その光景は客席からは絶対に見ることができない美しい世界です。

リハーサルといえど奏者の極限まで高められた集中力を損なわないためにOM-D は絶大な威力を発揮しました。強力な手ぶれ補正によって従来三脚が必要な場面でも手持ち撮影ができることと、カメラが小型であること、そして最大の強みである無音シャッターによって「撮影の気配を感じずカメラが気にならなかった」という言葉を奏者からいただくことが増えました。

奏者と撮影者の呼吸が徐々に合い、音楽の波がシンクロした瞬間無意識にシャッターを切るその時まで長時間カメラを構えて集中することが苦にならなかったのも小型軽量なOM-Dシステムのおかげです。ピアニッシモの音が空間に吸い込まれて消えて行く直前に感じられる感動の一瞬に無音でシャッターが切れるのは画期的なことです。

ミラーレス機で撮影の幅が大きく広がりました。

ギャラリートークでは4月に訪れたプラハとベルリンの街並みや教会などの美しい風景もご覧いただきながらのトークをお楽しみいただければと思っています。

出展作品数:約40点

写真展情報

会場

オリンパスギャラリー東京
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

2019年7月26日(金)~7月31日(水)

開催時間

11時00分~19時00分(最終日は15時00分)

休館

木曜日

ギャラリートーク

7月27日(土)14時00分~

作者プロフィール

1965年兵庫県生まれ。
大阪フォトサービス社、プレスジェイ社で舞台写真を専門に撮影するカメラマンとして2社合わせて約30年間勤務したのち、2014年に独立してアートリンク社を設立。
北海道から沖縄まで全国のコンサートホールでの撮影に加え、1987年中国へ初めて海外取材に訪れて以来、ドイツ、フランス、チェコ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、マレーシア、シンガポール、アメリカ等海外でのコンサート撮影も多数。
また、松任谷由実のコンサートツアーでは、2007年「SHANGRILA III」、2011年「Road Show」でライブフォトグラファーとしてツアーパンフレットの撮影を担当。
「SHANGRILA III」ではライブDVDのジャケット写真にも採用される。
最近最も多くレンズを向けているのは吹奏楽、マーチングのジャンルであるが、その他オーケストラ、ピアノ、オペラ、バレエなどのクラシック系音楽の撮影にも力を注ぐ。
今年4月にもベルリンフィルハーモニーホールとプラハドヴォルザークホールで撮影をおこなった。