写真展

写真展「心に響くモノクローム」-時代を超越して愛される写真-

(リコーイメージングスクエア銀座)

©Kiyoshi Niiyama

一見すると、何の変哲もないモチーフが写真家の多様な捉え方によって見事に変貌します。このように写真家の主観的な撮影スタイルをサブジェクティブ・フォトグラフィーと言い、日本では主観的写真として最近特に注目を浴びています。本質を追求してシンプルに表現された写真は普遍的で、時代を超越して今なお新鮮に私たちの目に映ります。今回は大藤薫、清岡惣一、新山清、望月正夫ら4名の写真家の作品約30点を展示・販売いたします。この機会にぜひ時代を超えて愛される作品をご堪能ください。

写真展「心に響くモノクローム」-時代を超越して愛される写真-/ コミュニティ

会場・スケジュールなど

  • ・会場:リコーイメージングスクエア銀座
  • ・住所:東京都中央区銀座5-7-2三愛ドリームセンター8階 A.W.Pギャラリーゾーン
  • ・会期:2016年7月20日(水)~8月21日(日)
  • ・時間:11時~19時(最終日16時まで)
  • ・休館:火曜日
  • ・入場:510円・年間パスポート3,600円・ペンタックスリコーファミリークラブ会員は無料(年間パスポート発行手数料324円が必要)※いずれも税込

作者プロフィール

大藤薫

1929年広島市生まれ。1950年広島写真サロンに入会。故正岡国男氏に師事。1957年ドイツ写真年間日本特集に選ばれる。1958年ニューヨーク近代美術館MOMAコレクションに選ばれる。2013年ベルリン最古の写真画廊にヴィンテージプリントが収蔵される。二科会写真部会員。
また、ドイツエッセンのFolkwang Museumにも作品が収蔵されている。

清岡惣一

1915年高知市生まれ。1936年写真クラブ「パーレット同人会」に入会。1951年「東京商業写真」に入社、コマーシャルフォトに従事。1964年フリーの写真家として活動を開始。1965年から晩年まで「ペンタックスギャラリー」の写真担当を勤める。1991年逝去、享年76歳。写真展に「自然」、「私の風景」、「雪と氷の湖畔・日光中善寺湖」「Two Voices from Japan」(岩崎秀一と二人展)など、写真集に『清岡惣一の世界』がある。New York International center of Photographyにて2人展を開催。新山清とは生涯の友人・撮影仲間であった。

新山清

1911年愛媛県に生まれ、東京電気専門学校卒業。1935年に理化学研究所に入社し、1936年にパーレット6.3付きで写真に目覚める。すぐにパーレット同人会へ入り、写真に情熱を傾ける。写真雑誌のフォトコンテストをはじめ、大日本サロン、アシヤサロン、国画展、国際写真サロン、パーレット同人会、研展(東京写真研究会主催)、東京美術協会展、全関西サロン、アメリカ・ポピュラーフォトコンテスト、ロンドンおよびパリサロン、二科展などにことごとく入選しアマチュア写真家として頭角を現す。その後、全日本写真連盟役員、東京写真研究会審査委員など全国のアマチュア指導にも活躍する。1958年、旭光学に入社し、東京サービスセンター所長として多くの第一線写真家たちと親交を持つ。しかし、1969年5月、東京で兇刃に倒れ急逝する。ドイツ オットーシュタイナートと交流。ドイツエッセンのFolkwang Museumにも作品が収蔵されている。

望月正夫

1939年大阪生まれ。東京綜合写真専門学校の第4期生であり、日本を代表する写真家須田一政と同期にあたる。1963年 東京綜合写真専門学校卒業。1998年 個展「テレビジョン1975ー1976」で注目を集める。1999年 第11回 写真の会賞を受賞。2001年に刊行された本書で脚光を浴びた写真家。ニューヨークの名門ギャラリーでも個展が開催されて話題となった。