写真展PICK UP

アキラ・タカウエ作品展:Theoretical Urban-Visionology “RESTARTED”

ソニーイメージングギャラリー銀座 9月10日~9月23日

新作より

建築・橋梁工学に関する専門家の視点から世界の都市や建築を撮影している写真家アキラ・タカウエさんの写真展がソニーイメージングギャラリー銀座にて開催される。会期は9月10日~9月23日。

同名の写真展は、2020年2⽉末から3月頭にかけて同じくソニーイメージングギャラリー銀座で開催されていたが、会期途中で新型コロナウィルスの感染が社会的に拡大する状況下となったことから休止が決定(予定会期は2月28⽇〜3⽉12⽇だった)。このほど、新作をくわえる形で再度の開催が決定した。

作家メッセージ

2020年3月、コロナウイルス第一波感染拡大にて会期途中にてソニーイメージングギャラリーは閉館し延期となりました。本延期展は、写真活動の制限を受ける中、コロナ禍直前のトルコ・イスタンブルの都市風景や居住地近傍のみなとみらいの撮りおろし作品を含めた新作プリント数点を入れ替えた延期展:RESTARTED展となります。

私は建築・橋梁工学に関する専門家の視点から、景観理論に基づく理論的で精密な「コンポジション」に、昼間時の超長時間露光を含めた種々の撮影手法を駆使した「都市風景の異空間表現」を加味した「アーキテクチュラル・ファインアートフォトグラフィー」を追求してきました。本作品展では、理論的「視点・構図」と芸術的「異空間表現」の理想的な融合と共鳴を目指したこの10年を総括、そして多くの未展示の新作を含めることにより当該分野の更なる昇華を目指し、アーキテクチュラル・ファインアートフォトグラフィーとしての新しい都市風景の創造を目指します。

展示作品と見どころ

A2額装展示を基本に、パノラマ撮影を行った高解像度特大パノラマも数点の展示が予定されている。同氏によれば、見どころは「国内では一般的ではない建築・橋梁に関する高精細なアーキテクチュラル・ファインアートフォトグラフィーをお楽しみいただければ」として、その不思議な世界を体感してみてほしいと、見所を語っている。

概要

会場

ソニーイメージングギャラリー銀座
東京都中央区銀座5-8-1 銀座プレイス6階

展示期間

9月10日(金)~9月23日(木)

展示時間

11時~18時

休館日

無休

作家在朗予定日

TwitterまたはInstagramより別途告知

作家プロフィール

アキラ・タカウエ(写真家・工学博士・一級建築士・P.E.jp)
写真撮影での主たるカテゴリーは、構造工学や景観理論に基づく論理的で精密な構図に芸術的要素を加えた「アーキテクチュラル・ファインアートフォトグラフィー」。構造物の専門家の視点から世界の都市風景・土木建築構造物を撮影。

世界規模の国際写真コンテストでは、2013年、インターナショナルフォトグラフィーアワード(米国:ニューヨーク・カーネギーホール)での建築写真総合部門・最優秀賞を受賞やソニーワールドフォトグラフィーアワード日本部門賞2位受賞をはじめ、世界中で多くの賞を受賞し高い評価を受けている。

近年は商業ギャラリーでの個展・定期展示開催および作品販売、国内外の誌面等へ寄稿・執筆、またフォトグラフィーキュレーターとして国際写真コンテスト審査員にて活動中。

東京インターナショナルフォトアワード国際審査員。

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