イベントレポート

【CP+】ケンコー・トキナー、市松模様の新カメラバッグなど

三脚ポケット付きのリュックタイプも

CP+2018ケンコー・トキナーブースのうち、目についたのがaosta(アオスタ)シリーズカメラバッグの新製品。ショルダーの「DECORO(デコーロ) II」とリュックタイプの「ATESSA (アテッサ)RUCK」だ。

※価格表記はいずれも税込

DECORO II

2011年10月に発売されたDECOROの後継商品。斜め掛けも可能なショルダーで、プリントによる市松模様のデザインが特徴だ。エントリー一眼レフカメラまたはミラーレスカメラと、ダブルズームキットレンズ程度を収納できる。

II型はフラップの留め具にカメラバッグ製品にはめずらしい角型を採用した。

着脱式のインナーボックスを廃し、一体式とすることで軽量になった。インナーカラーはボルドー(ワインレッド)で、担当いわく「パントーンで色指定した」とのこと。従来同様にフラップ上面に線ファスナーがあり、内部に素早くアクセスできる。

従来モデルと同じく、長さ調節がすばやくできる「クイックアジャストベルト」を採用し、バッグの根元両端を取り外して付け替えて、右掛け・左掛け両方のどちらにも対応できる。今回から同梱されていた通常のショルダーベルトはなくなり、クイックアジャストベルトのみになった。

5月発売予定でサイズはS(9,000円程度)とM(1万円程度)が用意される。

ATESSA RUCK

TPU(熱可塑性ポリウレタン)加工により水が染み込みにくい素材を用いたカジュアルリュック。NASA(アメリカ航空宇宙局)のロゴふうのATTESSAというロゴが目印だ。

上端にも持ち手がありリュックベルトを外せばトートバッグのように用いることができる。ジッパーで留められる蓋がついているため、ゴミなどが入り込まない工夫もされている。流行のロールトップ式を採用しなかったのは、カメラを収納しにくくなるからという。

バッグ左側面からも内部インナーボックスにアクセス可能。インナーボックスに常用レンズを装着したカメラボディを入れ、上部に交換レンズを収納できる。インナーボックスは着脱可能で、側面開口部には意図的に段差を設けられている。カメラの脱落を防ぐ仕組みだ。

さらに、側面のポケットには小型三脚や折りたたみ傘を収納できる。想定しているのはSLIKエアリーS100(縮長30cmで500mlペットボトルくらいの太さ)だという。

5月発売予定で実勢価格は1万2,800円程度になる模様。

秋山薫

(あきやまかおる)1973年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科ロシヤ文学専修修士課程修了。月刊カメラ誌編集部、季刊カメラ誌編集長を経験。 Kindle電子書籍のカメラ本『ぼろフォト解決シリーズ』の撮影、執筆、編集を中心におもにカメラ・写真関連記事の編集者・写真家として活動している。