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【CP+2016】ZOOMS JAPAN 2015の受賞作品展が開催中

カメラ雑誌編集長が選出 フランスLes Zoomsの作品も

CP+2016の各ブースでは、そのメーカーの機材を使った数多くの写真展示が行われている。そうした写真を見て回るのもCP+の楽しみのひとつだが、会場の一角で、メーカー色の一切ない写真展が開催されているのはご存知だろうか。

「ZOOMS 合同写真展」と銘打たれたその展示は、CP+が主催するフォトアワード「ZOOMS JAPAN 2016」のエディター賞(山本雅紀さん)およびパブリック賞(恩田大輔さん)の作品を展示したもの。加えて、本家フランスのアワード「Les Zooms 2015」の受賞作も展示されている。

Les Zoomsとは、CP+とは友好イベントの関係にあるフランスの「Salon de la Photo」が主催しているフォトアワード。CP+は昨年このLes Zoomsと連携し、日本版Les ZoomsともいえるZOOMS JAPAN 2015をスタートさせた。

ZOOMS JAPAN 2015のエディター賞は、アサヒカメラ、カメラマン、CAPA、デジタルカメラマガジン、日本カメラ、PHat PHOTO、フォトテクニックデジタルの各編集長が合同で審査員を務めた。一般投票によるパブリック賞もあわせて決定。それらの作品をCP+2016の会場で観ることができる。

次回「ZOOMS JAPAN 2017」は、4月1日から6月30日かけて応募を受け付ける。前回2016と同じく、カメラ編集長が選出するエディター賞1名、一般投票グランプリのパブリック賞1名が選出される。応募方法は、CP+サイト内の受付フォームより、1テーマ10点の写真作品をアップロードする。

CP+ではZOOMS JAPANを「海外でも活躍が期待できる新進写真家の育成・支援活動の一環」と位置付けている。今回も比較的広いスペースを確保していることから、ZOOMS JAPANにかける意気込みがひしひしと感じられた。活動の成果を発表する場として、今後も会場内での本展の開催を期待したい。

(本誌:折本幸治)