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21mm相当「SIGMA dp0 Quattro」が7月10日に発売

レンズのディストーション1%以下 外付け光学ビューファインダーも

シグマは6月12日、レンズ一体型デジタルカメラ「SIGMA dp0 Quattro」の発売日を7月10日に決定した。

2月10日の発表当初、発売時期・価格とも未定としていた製品。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は税込11万円前後の見込み。

dp0 Quattroは、dpシリーズで最広角となる35mm判換算の焦点距離21mm相当F4のレンズを搭載したモデル。これまでに28mm相当のdp1 Quattro、45mm相当のdp2 Quattro、75mm相当のdp3 Quattroが発売済み。

レンズには蛍石と同等の性能というFLDガラス4枚とSLDガラス2枚を採用し、倍率色収差を補正。さらに非球面レンズ2枚により、ディストーションを1%以下に抑えた。レンズ構成は8群11枚。最短撮影距離は18cm。58mm径のフィルターが装着可能。

撮像素子は、これまで同様に垂直色分離方式のFoveon X3ダイレクトセンサー(ジェネレーションネーム:Quattro)を採用。原理的に偽色が発生しないため、ローパスフィルターを必要としない。APS-Cサイズ相当の有効2,900万画素CMOSセンサーだが、約3,900万画素相当の高解像度としている。

画像処理エンジンはQuattroシリーズ共通のTRUE III。最高感度はISO6400。

ボディはマグネシウム合金製。最高シャッター速度は1/2,000秒。連写速度はRAWで最高3.7コマ/秒で最大7コマまで撮影可能。

液晶モニターは約92万ドットの3型。記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。電源はリチウムイオン充電池「BP-51」。撮影可能枚数は約200枚。

ホットシューも備える。ホットシューには、オプションの外付け光学ビューファインダー「VF-51」(税別3万2,000円)などが装着できる。

VF-51

外形寸法は161.4×67×126mm、本体のみの重量は500g。

同梱のフード

なお、液晶モニターに装着して外光をカットするオプション「LCDビューファインダーLVF-01」をセットにした「SIGMA dp0 Quattro LCDビューファインダーキット」を7月に発売する。価格は未定。LVF-01は税別3万7,000で単品販売もしている。

LVF-01を装着したところ

また、dp0 Quattroを発売前に試せる新製品体感イベントが全国4都市で開催される。

(本誌:武石修)