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小林紀晴写真展「山人の記憶 kemonomichi/yabu」

(八ヶ岳美術館)

©Kobayashi Kisei

作品集『アジアン・ジャパニーズ』で鮮烈なデビューを飾り、各国を旅して作品発表を続けてきた写真家・小林紀晴は、近年自らの故郷である諏訪地域により深いまなざしを向けています。

本展では、諏訪に古くから伝わる様々な祭りの場面を主な被写体とした新作「kemonomichi(けものみち)」を県内で初展示。また八ヶ岳周辺で撮影されたモノクロの新作「yabu」を初公開し、縄文の遥か昔から現在までこの地に連綿と繋がる命の姿と土地の記憶をご紹介するものです。気鋭の写真家が切り取った諏訪の姿は、作品の舞台である諏訪地域に住む人々にとっても新たな発見をもたらすことでしょう。

また地域住民と子供達を対象に、地域の魅力を再発見するワークショップを開催します。土地に伝わる遠い記憶を探り、再び確かめることで、私たちに何が見えてくるでしょうか。本展が、それぞれの郷土がもつ長い歴史と、そこで営まれてきた人々の暮らしに思いを馳せる契機となれば幸いです。

(写真展情報より)

 トークイベント「諏訪を撮ること」(高木こずえ氏、小林紀晴氏。8月4日14時から)、ワークショップ「私が見つけた宝物」(小林紀晴氏が講評。8月11日14時から。要予約)、「こどもと祖父母のためのワークショップ」(9月8日14時から、要予約)、こんにちは! アーティスト#2「小林紀晴と地域の魅力を発見しよう」(小林紀晴氏。7月19日)を開催する。

*「こどもと祖父母のためのワークショップ」 開催日が変更になりました(9月7日13時30分〜→9月8日14時〜)

小林紀晴写真展「山人の記憶 kemonomichi/yabu」

  • 会場:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
  • 住所:長野県諏訪郡原村17217-1611
  • 開催日:2013年7月6日(土)~2013年9月16日(月)
  • 時間:9時~17時
  • 休館:会期中無休
  • 入館料:大人500円、小・中学生250円

(本誌:鈴木誠)