ニュース
山市直佑写真展「Oneness」
(ニコンサロンbis大阪)
(2013/2/28 00:00)
作者はグローバリゼーションと縁遠いと感じていた旧社会主義国家――カザフスタン、ルーマニア、ブルガリア、アゼルバイジャン、ウクライナ、そしてロシアを訪れた。
これらの国々でも、ビルが建ち並び、ショッピングモールがにぎわい、どこも風景が似てゆく。しかし、そこで作者が実感したことは、アクター、つまりその風景の担い手である住民が異なることによって、画一化されたように見える表層も、写真として並べてみると全く違うものになっている、ということだった。
表層に見る文化の違いは僅少になりながらも、はっきりとその文化的差異を残す。それが現代のグローバリゼーション文化なのではと作者はいう。
Onenessとは「同一性」と「特異性」という、相反する意味を併せ持つ。
グローバリゼーション文化とは、「同じ」であって、かつ「違う」という文化だ。そのアクターたちの表情や生活観を映像の中にとらえることで、その文化を改めて見つめようと試みる。
カラー約30点。
(写真展情報より)
山市直佑写真展「Oneness」
- 会場:ニコンサロンbis大阪
- 住所:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
- 開催日:2013年3月14日(木)~2013年3月20日(水)
- 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
- 休館:会期中無休