ソニー「サイバーショットDSC-RX100特別体験会」レポート
ソニーは9日より、レンズ一体型デジタルカメラ「サイバーショットDSC-RX100」の特別体験会を東京、名古屋、大阪で開催している。ここでは東京会場の模様をお伝えする。
サイバーショットDSC-RX100 |
開催日は6月9日と6月10日で、開場時間は11時~20時。各会場とも写真家によるトークショーを実施する。会場とトークショーの詳細は以下の通り。
会場 | トークショー講師 | トークショー開催時刻(両日とも) |
銀座ソニービル | 福田健太郎氏 | 11時30分、14時、16時 |
ソニーストア名古屋 | 清水徹氏(6月9日) 馬場信幸氏(6月10日) | |
ソニーストア大阪 | 桃井一至氏 |
DSC-RX100は、コンパクトデジタルカメラが多く採用する1/2.3型や1/1.7型よりも大きな1型のセンサーを採用したコンパクトデジタルカメラ。画素数は有効2,020万画素。店頭予想価格は7万円前後の見込み。発売は6月15日。
銀座ソニービルでは、11時30分のトークショー前からDSC-RX100を目当てに大勢の来場者が来ていた。トークショー会場は20席ほどの椅子があったが満席で、立ち見の来場者もあった。
特別体験会のハンズオンコーナーには4台の実機があり、操作を試すことができる。展示されているのはβ機で撮影画像の持ち帰りはできない。銀座ソニービルでは3階の特別体験会会場の他に、2階の展示スペースにも2台のDSC-RX100を展示しているがどちらも数人の順番待ちの列ができていた。
ハンズオンコーナーも盛況だった | 混雑時はタッチアンドトライが1人10分までとなる |
説明員によるとコアターゲットは30~40代の男性で、すでにレンズ交換式カメラを使用している層だとする。DSC-RX100をAマウント機やNEXのサブ機として訴求するほか、DSC-RX100を普段の持ち歩き用にし、ここぞというときにレンズ交換式カメラを持ち出すという使い方も提案する。
併せてソニーではこうしたカメラは女性からのニーズも少なからずあるとしており、「高級コンパクトデジタルカメラに関心のある女性にも試して欲しい」(ソニーマーケティング)としている。銀座ソニービルではDSC-RX100を6月7日から展示しているが、これまでAマウント機やNEXを使ったことのない来場者も多く見られたという。
内蔵ストロボをポップアップさせたところ |
トークショーでは福田健太郎氏が、DSC-RX100の特徴と使いこなしを45分ほど解説した。同氏が強調していたのは「どちらかといえば(コンパクトデジタルカメラより)Aマウント機やNEXに近い」というボケ味で、広角端ではレンズ前5cmまで接近できる最短撮影距離とF1.8(広角端)の明るいレンズを引き合いに出し、広い背景をボカして写し込むテクニックなどを披露した。
雨天にもかかわらず福田健太郎氏のトークショーはほぼ満席だった | 会場には福田氏が北海道で撮影した作品を展示 |
また本体が約240g(バッテリー、メモリーカード含む)とあって、「北海道で登山をした際に軽くて良かった。コンパクトだが中身はすごい」との感想を述べた。
DSC-RX100はレンズ鏡筒の根本に「コントロールリング」を備えており、例えば絞り優先時には絞りのコントロールが可能。また、マニュアル露出では、コントロールリングで絞り値を変更し、背面のダイヤルでシャッター速度を変更するといった使い方が可能。コントロールリングにはそのほかにも感度、ホワイトバランス、クリエイティブスタイルなどを設定できる。コントロールリングはクリックストップがなく、無限回転でなめらかに回る。
絞り優先モードでコントロールリングを回したところ。絞りを変更できる | コントロールリングにはさまざまな機能を割り当て可能 |
なお海外のWebサイトでDSC-RX100の正面右下に「ZEISS」のロゴが入った画像が掲載されているが、これは出荷時に貼付しているシールとのこと。そのため展示機や公式画像では省かれているが、国内向けも貼った状態で出荷されるという。
本体についての詳細や、実写画像を含む記事は後日掲載する予定だ。
来場者には。カタログ入りのクリアホルダーになるバッグを配布している | 会場の1つである銀座ソニービル |
2012/6/9 15:30