オリンパスの第三者委員会「これまでに反社会勢力関与の事実認められず」


 オリンパスは21日、一部報道が「(一連の買収資金が)反社会的勢力(暴力団組織)に流れた可能性がある、あるいは当該買収案件に同様の勢力が関与していた可能性がある」などと報じたことについて、「これまでの調査において、かかる事実は認められていない」とする第三者委員会のコメントを発表した。

 オリンパスでは、新たな事実関係が判明した場合には速やかに開示するとしている。

 オリンパスにおける過去の損失計上先送り問題について、同社は調査のために第三者委員会を設置。現在、買収資金などの流れを中心に調査を進めている。オリンパスは、12月初旬に第三者委員会の報告書を受領する見込み。




(本誌:武石修)

2011/11/21 20:28