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オリンパス、ウッドフォード社長を解任。菊川会長が社長兼任へ


 オリンパス株式会社は14日、代表取締役社長で執行役員のマイケル・シー・ウッドフォード(Michael C. Woodford)氏を解任すると発表した。同日付で代表取締役会長の菊川剛氏が社長を兼任する。

マイケル・シー・ウッドフォード氏 菊川剛氏

 社長解任の理由は、ウッドフォード氏と他の経営陣の間で経営の方向性や手法に関して大きな乖離が生じ、経営の意思決定に支障をきたす状況になったためという。

 ウッドフォード氏の下では、2010年経営基本計画の実現が困難と判断。ウッドフォード氏を除く取締役全員一致で、ウッドフォード氏の解任を決議した。社長就任から半年余りでの解任となる。ウッドフォード氏は、業務執行権の無い取締役に着く。

 同社では、「全社員が同じベクトルを持ち、社員が一丸となって共通のゴールへと向かうための新体制づくりを早急に進める」としている。

 ウッドフォード氏は、2月1日の取締役会決議を経て4月1日に同社社長に就任していた。同氏はオリンパスの英国子会社であるキーメッドに医療機器の営業として入社、1991年に代表取締役社長に就任した。2004年にオリンパスメディカルシステムズ株式会社の取締役に就任、また2005年にはオリンパスメディカルシステムズ・ヨーロッパの代表取締役社長を兼任。この間、北米における医療事業および産業事業のビジネス統括も担当している。その後、オリンパス・ヨーロッパ・ホールディングの代表取締役社長に就き、欧州におけるオリンパスの全事業を統括するなどの経歴がある。

 オリンパスのWebサイトにある“トップメッセージ”でウッドフォード氏は、「国境に制約されない、事業特性を反映したマネジメント体制と事業基盤を構築し、オリンパスを真のグローバル企業にしてまいります」としていた。また基本課題として、「第一に販売管理費の削減を中心としたコストカット、第二に映像事業の業績回復、第三に顕微鏡事業の活性化」を挙げていた。

 また同ページで、「研究開発費を除く販売管理費の売上高に対する比率を20%低下させ、さらなる利益を生む。2011年3月期に34%だった比率を、2015年3月期には27%にする。グループ全社で年に約300億円の費用削減が可能」と財務基盤の強化にも触れていた。

 映像事業については、「マイクロフォーサーズや高級コンパクトカメラを始め、オリンパス独自の技術やノウハウをいかした付加価値の高い商品を拡充していく。ファッショナブルでデザイン性のある製品にも注力していく」としていた。




(本誌:武石修)

2011/10/14 12:30